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チタンニオブ床

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チタンニオブ・アタッチメント応用例 2

ミリングテクニックとワイヤーアタッチメントを用いた両側審美チタンニオブ床義歯

チタンニオブの強靱な物性は、従来のチタン床では難しかった設計をも可能にします。こちらではミリングテクニックの応用を中心に、チタンニオブならではの設計例をご紹介いたします。

複数の中間欠損を含む片側遊離端欠損の場合、設定されるクラスプによる審美性の低下が顕著となります。

通常の臼歯部の設計は右側4、7番、左側5番にエーカース鉤を設定し、前歯部では左側3番にエーカース鉤、右側3番はレストのみ設置といった形になります。
この場合問題となるのが左側3番の近心からのエーカース鉤による審美性の低下が挙げられます。
また左側6、7番についても、どうしても義歯の浮き上がりが生じやすくなります。

この設計例ではノンクラスプ化による審美性向上を第一目的としています。またミリング加工による義歯安定性向上と、床サイズ小型化による口腔内環境改善、舌感の向上などを狙います。

荷重負担の均一な分散により、通常の設計では
荷重が集中しやすい左側5番の保護も期待できます。

当設計の方法と狙い

支台となるクラウンのミリング加工

通常の局部床義歯では、左側5番にエーカース鉤を設定し、クリアランスなど考慮の上、右側5、6番に双子鉤といった設計内容になりますが、こうした場合主たる鉤歯となる左側5番に負担が集中することで動揺によるダメージが危惧されます。 当ケースでは左側4、5番にクラウンを製作し負担を分散することとあわせ、ミリングテクニックにより鉤歯に対する義歯の位置関係を安定化させることで、クラスプでは不可避である咬合時の義歯動揺を可及的に抑えることが期待できます。

義歯の位置関係安定は鉤歯の基底結節・舌側口頭部に施されたミリング加工により、維持は右側5番遠心側に設定されるセクラロックアタッチメントによって決定されます。

口腔内試適の後行われたピックアップ印象より模型を製作し設計

全顎にまたがるミリング加工に対し精密な適合

チタン鋳造では必須となるレントゲン検査

ミリング加工に対する上部構造には高い適合精度とともに強靱な機械的強度が求められます。 純チタンでは実現が難しかった当症例のようなケースも、須山歯研「タフ床」ならば幅広く対応します。

高い審美製と口腔内環境向上を実現

前歯部で特に顕著となる審美性不良をクラスプ排除により解決します。 強靱なチタンニオブ合金は床の小型化、薄型化にも貢献。快適な口腔内環境を提供します。

床辺縁部分では0.65mm程度の厚みを実現

製作のステップ

右側3・4、7番、左側3-5番については通常のクラウンと同様の支台歯形成となります。ミリング加工を施したクラウンを製作し口腔内で試適、ピックアップ印象を行い、これを元に金属床の製作に移ります。 この設計例は下顎も同様に適用が可能で、ニーズに応じクラウンの前装方法も選択できます。
 

適用が難しいケース

設計上どうしても歯牙負担割合が大きくなるため、鉤歯部顎堤条件の悪いケースでは不適となる場合があります。 対合歯とのクリアランスが極端に少ない場合などでは製作できない場合があります。