9/1〜10/31 10/16
キュートなルックスとあわせ、バランスの良いI/O、スペックから、今だ人気の高いRev.A〜DのiMac。GLOD他いくつか持病を持っていますが、これもその一つか?
電源を投入すると、起動音がするもののすぐに電源が落ちてしまうというもので、手持ちのiMacでも一台、この症状が出ておりました。当初電源あたりがまずいのか、と考えておりましたが、アナログな所を確認してみようと、本体前面の電源ボタンをチェック(拡大)。
良く見てみると、電源スイッチに続く樹脂パーツの歪みか、ニュートラル位置が奥に収まった所となっており、電源の長押しと同様の状態に(拡大)。 電源を入れると、元気に起動音がするのですが、画面が現れるかというところで電源がダウン。発生は突然で、これまで同様の症状が出ることは無かったので、電源関係の経時劣化かと半ば諦めておりましたが、よくみると本体前面にある電源スイッチが少々傾いて、しかも奥に入ったような位置になっていました。
ものは試しと、フロントパネルを外した状態でスタートしたところ、問題なく起動。どうやら経時劣化は電源スイッチの樹脂パーツだったようで、本体モニタ下内部に固定されている電源スイッチを押しっぱなしの状態となっていました。
樹脂パーツの位置を再設定(バネ部を加熱して修正、もしくは本体内部でスイッチと接触する突起部をハンダなどで修正)し、フロントパネルを戻せば修理完了。あまり多くはないトラブルかもしれませんが、同様の症状がある場合には、スイッチ部を確認されてみては。
10/8
ここのところイヤーレシーバーのカスタム(笑)をやっておりましたが、スピーカーの方でも面白い物件を。Mac関連製品でお馴染み、マイクロソリューション(お世話になっております!)より発売されている「PURE WAVE Type-S」ですが、当初パソコン用スモールスピーカーと思いきや、内蔵アンプは持たず、あくまでピュアオーディオを目指した独立のスピーカー。手持ち機材につないで試してみましたが、これがなかなか強力・・・。
正直なところ、最初に見た時には「え?」といった感じのあるプラスチッキーな外観。サイズも10×10cm、ドライバ口径も2インチということですので、どんな音が出るかと思いましたが、これがなかなかの実力。サイズによる低域不足は仕方なしとも思ったのですが、楽曲として必要な成分は十分に再生されています。
試聴にはDr.Kとして知られる徳武弘文さんのT for Thumb。2曲目のChilli Pepperを中心に聞いてみました。
比較対象としては銀座5FのBose301。8インチウーファーに2インチトゥイーターを持つダイレクト/リフレクティングの2ウェイで、比較相手としては適切かどうかという話もあるのですが(笑)、出力としては及ばぬものの、大変高い解像度を示しました。アンプはこちらもピュアオーディオスピーカー用としては?なYAMAHA AVX-1000 DSP。 音楽再生においては、低〜高周波数帯のバランスの良い再生が必要となりますが、スピーカーやイヤーレシーバーを、どのような環境で使うかにより、求められる能力や特性は大きく変化します。スピーカーのように一定距離をおいて聴収する音源では、再生音量、聴収距離、アンビエントノイズがそのファクターとなりますが、一般的には大型ドライバやマルチウェイシステムによるスピーカーの方が、様々な環境で利用する上では有利となります。
一方ある程度条件が決まった環境では、シングルドライバの持つシンプルさが、優位点として表れてきますが、PURE WAVE Type-Sも、自宅書斎やリビングといった、比較的アンビエントノイズが少なく、距離的にも2〜3mくらいまでで、魅力的な再生結果が得られるようです。
同スピーカーが採用するダブルバッフル方式は、エンクロージャーに影響されず、ドライバの運動を妨げないことを主眼に開発されたとのこと。もちろん再生結果はドライバ自体の能力に依存するものの、実際の試聴では、解像度の高い音を得ることができました。
一緒に試聴をしたPURE WAVE BWB Type-Sでは、エンクロージャー容量を増加、箱鳴りはユニット材厚を増すことで抑制し、フロントポートからスピーカー背面側気圧を再生音に加えるBWB(Bass Wave Buffering System)を採用、低域成分再生幅を拡げています。こちらもサイズからすると、かなり強力で、また解像度としても良好ですが、どうしても増えた低域が、視聴した音源ではちょっと邪魔となる感じも。個人的な好みの問題かと思いますが、映画などの視聴に向いているように感じました。
前出のDr.K「T for Thumb」二曲目の「Hot Pepper」では、ドラム、ベース、ピアノ、そしてテレキャスターがニューオリンズ/R&Bのリズムでからみ合いますが、ベースの再生をどこまで取るか、テレキャスターを主眼(?)に聞くかにより、選択が変わってくるでしょうか?3者をかわるがわる聞き比べてみたため、Bose301ではメロディーラインがだいぶ奥にひっこんでしまったという感がありましたが、キックのボリュームといったあたりはBoseに軍配が。しかしPURE WAVE Type-Sでそれがないかというと、十分にキックの構成周波数を持った音で、歯切れよく聞かせてくれます。この他の音源でもバイオリンからチェロ位までのストリングス系で優れた再生結果が得られ、比較的小構成のセッションで躍動感のある音が楽しめるユニットでした。
こうしたインプレッションも、ほんの少し環境設定を変化させることで大きくことなります。例えば5Fのドアを解放し、アンビエントノイズを入れた状態で曲を楽しむとなると、俄然Bose301に有利となりますし、セットをもう少し近付け、ボリュームを若干抑える方向にすれば、PURE WAVE Type-S側有利となってきます。同スピーカーは決してアンビエントノイズに弱いという訳ではありませんが、やはり自宅でゆっくりと音楽と向き合うといった使われ方が理想でしょうか。
しかし、やはりMacとのコンビネーションが気になるのが正直なところ。iMacとの組み合わせで試聴を行いましたが、これが大変良好! と、ここまでは大分前に試していたのですが、やはりPCでの利用というところが気になり、テストをしようと思いつつ大幅にインプレッションがずれ込んでしまいました・・・。しかしようやく本社のiMacにて試聴をしたところ、大変バランスの良い音を楽しむことができました。
マイクロソリューションではiMacなどデジタルオーディオ端子搭載の機種との接続用に、専用ケーブルやケーブルを添付したセットも用意していますが、今回は手持ちにあったGriffin「ProSpeaker Breakout Cable」を利用。
社長室のD1Xの取込みに利用しているiMacですが、こちらにセットして試聴してみましたが、アンプとのバランスが良いためか、非常にクリア、かつ低域までよく伸びる再生音を得ることができました。個人的には先のAVX-1000 DSPとの組み合わせよりはるかに良好に感じました。以前はTAMが担当していた社長室の音楽再生を引き継がせていただくこととなりました(笑)。
PURE WAVE BWB Type-Sは、現在本社事務にて使われている黒iMacと並べてみました(笑)。こちらもAVX-1000 DSPで感じた低域の若干不自然な感じが抑えられ、拡がりのある音を聞かせてくれます。 ピュアオーディオを志向した製品で、パソコンでの利用にこだわると怒られそうですが、iMacなどApple Digital Audio Jackを持つ機種で音楽を楽しみたいという方には、有力な選択肢の一つになるのでは。価格はメーカーダイレクトでも18,000円(PURE WAVE BWB Type-Sは23,000円)と、他のPC用スピーカーと比較するとかなり高額な製品ですが、PCとは別に小振りのオーディオセットをと考えると、スペースユーティリティーや使い勝手でメリットが。ウチでは社長室でネット端末とともにCD再生マシンであったTwenties Anniversary Macintoshに代わり、音楽を担当してもらっています(笑)。
関係者各位:入籍いたしました。今後ともよろしくおつき合いの程・・・。
10/1
以前から利用しておりますイヤレシーバー、Shure E2ですが、個人用として製作したイヤーモールド、その後補聴器部、日野原氏のねばりによって、製品化まで漕ぎ着けました。
これまでのフルコンチャ形状では、どうしてもシェルとケースの干渉のため、レイアウトが大幅に制限されるため、カナル〜セミカナル形状としたイヤーモールド。
今回はステージでのコンサート用途として発注をいただいたため、左右の向きが薄暗い場所でも分かりやすくなるよう、右を赤、左を青の光重合レジンにて製作。
耳甲介腔になるべくきれいに収まるよう、コアを用いてレイアウトを設定した結果、なんとかきれいにおさまるものができました。 今回はステージでのコンサートで、かなり運動量があっても安定の高いものをというリクエストをいただき、製作を行いました。密閉式のインナータイプで、当初製作検討時には、閉塞感やこもりを可及的に抑えるため、ベントの設定が必要ではとの議論もあったのですが、Shure E2自身が密閉を前提として設計されており、また時として自声の響きがモニタリングをする上で非常に有効とのご指摘をいただき、ベントレスのものに。使用環境での出力レベルが高いという点も、補聴器や、一般ユースで気になりやすい顎間接の動きや自分の声、歯の接触音といった点を抑える要素になっているようです。
製作にあたっては、実際の試用感の詳細なフィードバックと適切なご助言を、ヒビノ株式会社様より頂戴いたしました。この場を借りてお礼申し上げます。これを機会に、今後補聴器以外でもイヤーモールドの応用範囲を検討していきたいと考えております。
先週土曜は恒例のジンギスカン食べ放題企画。終業後、チャーターバスでサッポロビール 千葉ビール園へ。今回は事前アンケートも行われ、メニューはミックスバーベキュー食べ放題に決定!
いつもより若干告知が遅れてしまったものの、約30名が久々のジンギスカンギグに!
「野菜はあとだっ!!」、「何やってんのっ?!ピッチャー遅いよっ!」といった怒号が飛び交うなか、着々と消費されるミックスバーベキュー(肉)。ごちそうさまでした! 9/30
本日発売となったApple Wireless Keyboard & Mouseが到着。早速テストを・・・。
到着したApple Wireless Keyboard & Mouse(拡大)。
ワイヤレスということでバッテリー駆動となりますが、単三電池×4本が裏面に収まります(拡大)。電池蓋の開け閉めは、iBookバッテリーと同様。
マウスは基本的には従来のものと同様ですが、バッテリー駆動のため、ピックアップ部のカバーを兼ねた電源スイッチが用意されています(拡大)。
使わない時や、持ち運びの際には、このようにドアを閉めると電源オフ(拡大)。
キーボードにも同様のスイッチが裏面に用意されています(拡大)。 付属するドライバには、Bluetoothファームウェアアップデートがありますが、この対象がVer.1.3以上で現状では適用できず・・・(OS X 10.2.6)。とりあえず置いておいて(笑)キーボード&マウスのドライバをインストール。
設定は少々とまどいましたが、システム環境設定の「キーボードとマウス」にて、「Bluetooth」タブをクリック、「新しいデバイスを設定する」ボタンよりマウス、キーボードをそれぞれ認識/設定させればOK。キーボードではシステムより与えられるパスキーを入力し、設定完了となります。
キーボードに割り当てられたパスキー(拡大)。この番号をワイアレスキーボードで打ち、リターンキーを押すと設定完了。 とりあえずPowerBook G4 17"では動作確認がとれましたが、ハタと思い起こせばXserveにBluetooth環境はなし・・・(トホホ)。有楽町ソフマップまでひとっ走りし、同じく本日発売となったD-Link Systems社「DBT-120」を入手。PowerMacintosh G3 B&W(10.2.6server)にて動作確認をしましたが、こちらも問題なし。
D-Link Systems社「DBT-120」(拡大)。奥行き方向がかなり短く、設置スペースにもほとんど影響を与えないで済みそうです。 後はXserveでのセットアップを残すところですが、ファンクションキーなどでうまいことパスキーの切り替えができれば、サーバメンテナンス用としてもかなり魅力的かも・・・(笑)。
夜、自宅に戻りXserveにインストール、無事動作を確認しました(拡大)。オプティカルマウスはいつも利用しているワークデスクでは、少々カーソル飛びがあったのですが、実はアイロン台がかなり使いやすいかも・・・(笑)。
銀座のアップルストアですが、MACお宝鑑定団でも既報の通り、iPodの巨大広告が工事外壁面にあしらわれいます。こちらに建物に関する記述があり、ニューヨークSOHO店なども手掛けた建築家、Bohlin Cywinski Jackson氏のクレジットも(同氏とアップルストアのデザインに関しては、こちらにも面白い記事が)。
銀座のメインストリート、中央通りに出現したiPodの大型広告(拡大)。
ポップでありながら、シンプルなデザインで街並みにもマッチしたものに(拡大)。
側面には担当建築家、Bohlin Cywinski Jackson氏をはじめ、プロジェクトに関するクレジットも(拡大)。 ビックピーカン、有楽町ソフマップに続き登場予定のアップルストア銀座。ここのところ少々陰が薄い秋葉原エリアに対し、アップル/マック関係のエリアとして、銀座と日比谷が楽しみな場所に。気になるストアのオープンですが、年内という話もあるようですが、アップル社内でもプライオリティが高いと言われる銀座店のオープンに10.3あたりをぶつけてとなると、かなり盛り上がりも予想されるのでは・・・(笑)。
VAIOとならびG5が大きくディスプレイされた有楽町駅前のビックピーカン(拡大)。アップルストアの開店は、これまでポイントが人気のピーカン、マニア以外でも立ち寄りやすいソフマップといったパワーバランスにどのような影響を与えるのでしょうか?
吉永様、カードをありがとうございました!!
9/26
Paris Expoで、PowerBook G4 15"とともに発表となったApple Wireless Keyboard & Mouse、自宅でAVラックに納めてしまったXserve用に発注しておりましたが、当初発売は10月中旬と聞いていたのが、本日発送済みのメールが。以下の商品を 2003/09/25 に発送いたしました。
製品番号 製品名 数量
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M9270LL/A APPLE WIRELESS KEYBOARD-USA 1
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M9269PA/A APPLE WIRELESS MOUSE-PAC 1
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ワイアレス、しかもBluetooth接続とのことで、自宅やオフィスのレイアウトフリー化はもちろん、プレゼンテーション会場など、活用の幅が拡がりそうな同製品、到着を楽しみにしております。
(Keita Suyama : Chief Editor / Yes! We're Suyama Dental Lab)
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