4/1〜4/30

4/30

Medical Macintoshに早くも先に発表されたPowerBook G4 DVIのアーキテクチャ解説が掲載されていました。詳細は同サイトをご参照いただければですが、個人的には拡大された画像解像度とDVIによる外部出力が気になるところ。現在PowerBook G4/400をメインマシンとして利用していますが、大変まとまった製品の中で欲を言えばというのがこの2点。

匡体強度も持ち歩きの上では心配な点ですが、これまで1年強毎日持ち歩き、強度不足によるトラブルは一切無し(恒常的にインナーケースを利用しておりますが)。クロックの向上に伴う発熱/ファン動作という点が未知数ではあるものの、勤務先/自宅での利用が大部分のため、設置環境(机天板素材や接触方法/冷却システムの利用)により対応可能か?

個人的な注目点として挙げた画面解像度については、1280×854の解像度が得られるとなると、これまでG4/400にて検討していた外付けモニタ化も不要?とは言え魅力的なApple Studio/Cinema Displayを選択肢に加えることができるというのは、やはり嬉しいところです。あえてStudio Display 17" CRTで1600×1200というのもお値打ち仕様としてはアリか?

複数の環境でMacintoshを利用する際、各環境にマシンを揃えるのも用途に応じては良いのですが、超ズボラな私がPBG4に移行した際、痛感したのが「一台で済ますことができる」という非常に単純な点でした。iMac Flat Panel/Combo Driveモデルが209,800円。この2台分プラス200円というNew PBG4/800MHzの価格、う〜む、微妙な設定です。(800/512/60/ASCII、連休明けか・・・?)

  

同時に発売されたeMacもクールな匡体デザイン、17"に拡大されたCRT、1280×960までの解像度のサポートと、大変魅力的な構成。日本であればベースモデルは132,000円というところでしょうか。口腔内写真の閲覧/ネットワーク端末として社内で使ってみたいマシンですが、さて入手方法は・・・(笑、あいかわらずArtemisも魅力的ですが)?


4/27

ご存じマックメム(皆様、お世話になっております!)ではゴールデンウィークスペシャル企画として、2002年4月27日〜5月6日の期間に同ショップでメモリーを購入された方の中から、Medical Macintosh、山本先生によるウルトアコア解説書「PowerBook G4」(広文社)を抽選で16名にプレゼントとのこと。

広文社「PowerBook G4」。山本先生による詳細なハードウェア解説が美しい図版とともに納められたマニア向けウルトラコア解説本です。118〜121ページにはメモリ増設方法も写真入りで紹介されています。しかし共著者のため「PowerMac G4 Cubeのように1年以内に消える運命」との 鋭い 心ない指摘も(くっそ〜、笑)。

その上著者、山本先生のサイン本となっています!(が、なぜか私のものも入っていて、思いきり価値を下げております・・・。)同企画詳細につきましてはマックメムサイトをご参照下さいませ。


4/26

先日iMac Rev.A/BへのソニーCDR「CRX800E」換装につき記載をいたしましたが、Master/Slave設定に関し誤った内容となっておりました(juntaさん、ご指摘、ありがとうございます!)。

iMac233〜333(Rev.A〜Rev.D)のHDD/CDはそれぞれIDE 0/IDE 1と別のバスに接続され、Master/Slave設定は両方ともMasterになっております(Slaveに設定した機器をブートボリュームにすることができません)。先に記載した内容では同一バスにHDD/CDを接続し、そのMaster/Slaveを入れ替えたという内容となっており、仮にこの内容のまま(HDDをSlave、CDをMaster)にすると、HDDからの起動ができなくなります。

以上、該当箇所の訂正をさせていただくとともに、記載内容の不備につきお詫び申し上げます。


4/25

新居移転に伴い現在諸準備を行っていますが、ようやく机が到着(う〜む、デカ過ぎたか・・・)。

これまでダイニングテーブルを使っていましたが、やはり使い勝手に少々難が。可及的にデカい机を探しておりましたが、以前気になっていたKnollのものが見当たらず。結局Poliform社WALL TO WALL Desk」に決定しました。

チェリーウッド材をセミグロスで仕上げているため、キズや汚れの付きやすさが気になったものの、実際には問題はなさそう。現在コクヨのワーキングチェア「AGATA」の到着を待っております。

ワーキングチェアに関してはかなりWEB上にも情報があるのですが、デスクについてはなかなか見当たらず。なるべく大きくてシンプルなものを探していたのですが、完全なオフィスユースというのも・・・。結局Poliform社の「WALL TO WALL Desk」の片袖タイプにしましたが、広大なリアルデスクトップエリアを確保することができました。

収納/ラックについてはこれまで通りERECTA社Standard Erecta Shelf」を持ち込み、ビデオ/オーディオ系はこちらにまとめる予定。スピーカーシステムはBose社Lifestyle12 Series II」に。まだTV/DVD他が移動していないため内蔵CDでのみのチェックですが、雰囲気のある音が楽しめるようです。

イスはLeap Chairなどと検討した結果、最後は座面形状・肘の取り外し可否、デザインでコクヨの「AGATA」に。到着は5月中旬とのことで、しばらくはこれまで使っていた謎のイスを・・・。

もう少し片付きましたら、上記各製品のインプレッションがお届けできればと思います。


4/23

iMac Rev.A/BへのソニーCDR「CRX800E」換装につきお問い合せをいただき、ドライブのスワップを行いましたが、HDDとMaster/Slaveを入れ替える CDRをMasterにする(juntaさん、ご指摘、ありがとうございます!慎んで訂正を・・・)ことでCDからのブートが可能でした。

iBook 14"から抜き出したソニー「CRX800E」をiMac Rev.Aに換装。IDEバス0/1ともに、Slave設定とした機器をブートボリュームとすることができません。

CRX800EのMaster/Cable Select/Slave切り替えスイッチはドライブ背面に。

OS Xシステムプロフィールで確認した状態。Apple disc burningがサポートされている旨表示されています。ドライバのバージョンは1.4.6でした。

CRX800EはiBook 14"から抜いたもの。動作に関してはリードとDiscBurnerを使っての書き込みを行いましたが、問題はありませんでした。

  

Bose Lifestyle12 Series II到着。う〜む、さすがFEDEX速し・・・。あとはWALL TO WALL DeskAGATAが到着すれば、新環境のコアが完成予定。部屋のレイアウトを検討せねば・・・。


4/19

フィラデルフィアにて開催されるAmerican Academy of Audiology 2002を訪れました。

American Academy of Audiology 2002が開催されるフィラデルフィアはアメリカ合衆国創立者・自然科学者として名高いベンジャミン・フランクリンを輩出した街としても有名。

通称AAAと呼ばれる聴覚系コンベンションでも、ヨーロッパで開催されるUHAと並び最大級のイベント。

展示会会場は非常に広く、補聴器メーカーを始め関連企業が幅広く出展しています。

まず目を惹いたのが、補聴器フィッティングではディフェクトスタンダードのHIMSA「noha」システム。バージョンが3となり、これまでネックであったデータベース部分の脆弱性がアクセスのデータベースエンジンに変更されたことで大幅に改善しているとのこと。マルチウィンドウやリサイズにも対応し、使い勝手も向上しているようです。

こちらはHIMSA「HI-PRO」。補聴器をフィッティングする際、コンピューターに接続するためのインターフェースユニットですが、これまでのものは大きい上に重く、取り回しに問題が。こちらのnoah LINKはバッテリ内蔵のペンダント型ユニットで、ユーザーの首にかけてスマートな接続が可能。

PCとの接続にはBluetoothが採用され、ワイヤレス化を実現しています。

補聴器メーカーではシーメンスが大変大きなブースを用意。3マイクシステムを採用した意欲作「triano」を中心に展示が行われています。

ワイデックスでは先に日本でも発売された「Senso Diva」シリーズを展示。同社はベースモデル「Bravo」からハイエンド「Diva」まで、幅広いデジタル補聴器のラインナップを擁しています。

バーナフォンはコードネームAlaskaとして開発が進められていたハイエンドデジタル補聴器「symbio」を発表。

GN Resoundはデジタル補聴器「CANTA」シリーズを出展。これまでのCANTA7/CANTA4に続き、エントリーモデルのCANTA2が登場、デジタル補聴器低価格モデルの拡充が期待されます。

オーティコンブースでは新デジタル補聴器シリーズ「adapto」をプレゼンテーション。

シーメンス、フォナック他にて展示がされていたインプレッションの3Dレーザスキャニング/シェルモデリング/レーザー光硬化レジンによるシェル製作システム。トリミング/ディッピングなど、経験的な要素が強いシェル製作において、安定した製品の実現を各社目指しています。ベント壁の厚みが少々気になるものの、将来的には焦点径を適宜変更するなどで対応も可能か?

補聴器メーカーはデジタル補聴器に絞り、各社次世代モデルの展示・デモンストレーションを行っています。低価格機の幅も拡がり、アナログからデジタルへの移行が急速に進んでいるという印象を受けました。

現在補聴器用フィッティングシステムとしてディフェクトスタンダードの地位を得ているHIMSA「noah」シリーズもVer.3が登場し、これまで問題であった安定性を大幅に改善。補聴器との接続もBluetoothを採用したワイアレスコネクション「noah LINK」により、混乱しがちであったケーブル回りをシンプルにすることに成功しています。後は日本向けローカライズを待つばかりか?

展示フロアにはその他周辺機器、材料、測定機材についても日本国内に紹介されていないものも多く、関連書籍も充実。大変興味深い内容となっていました。

  

現在宿泊中のホテルは高速回線が用意されており、ネット接続は大変快適。設定もTCP/IPの「設定方法」をDHCPサーバを参照とするだけで、ブラウザを立ち上げると契約用画面へ。

滞在しているPhiladelphia MarriottにはSTSNによる高速回線が用意されており、上画面にて契約期間を設定。

OS9のリモートアクセスが不調で一時OS Xで利用しておりましたが、イーサー接続では問題なし(エラくデスクトップが散らかっておりますが・・・)。接続用のイーサーケーブルは部屋に用意されておりましたが、念のため短いケーブルを一本持ち歩くと良いかも知れません(当初部屋のどこにあるのか分からず・・・)。

出張などの際ありがたいこうしたサービスですが、お馴染みPBNews(お世話になっております!)内、PBNews Hotelsでは国内はもとより海外の情報が集められ、ホテル選びの強い味方に。ネット利用度が高い方はチェックされてみては。


4/18

匡体剛性に不安があるPowerBook G4の持ち運びには、現在舘林製作所製・PowerBook G4用アルミインナーケースを利用しておりますが、運搬時の保護以外に、意外な効能がありました。

部屋に戻ると作業は全てベッドの上ということが多いのですが、長時間の作業ではファンが回ることもしばしば。試しにとケースに乗せてみたところ、ファンがピタリと止みました。

以前荻須様より放熱効果につきご指摘をいただき、デスクトップなどで測定を行った時には有意差は認められなかったのですが(400MHzというところもあったか?)、ベッドの上という特種環境下では大きな効果が現れました。若干作業の打点が上がるため、キーボード入力を多用する際にはマクラをアームレストにするなどの対策が必要かも知れませんが、ネットに繋いでブラウジング、DVD視聴にはお薦めです(笑)。


4/17

ちょっとマンハッタンに立ち寄りましたが、GAP店舗上の定位置には、巨大iMac Flat Panelが。

巨大なiMac広告。iBook登場の際にも巨大広告で目を惹いた場所でした。

CompUSAやDataVisionでもiMacの在庫は潤沢な模様。しかし探していたVGA to ADCは見つからず・・・。とりあえず「Atlantis-The Lost Empire」を入手し、後程観てみることに・・・。

  

New Yorkは本日も30度を越す暑い日となりましたが、現地の人にお聞きしたところ異常気象気味とのこと。明日からは平年の気候に戻ると聞いてホッとしております。


4/16

所用につきフィラデルフィアへ。まずはNew Yorkに降り立ち、その足で北へ(すでに逆走ですが)・・・。

JFKはすでにほぼ30度と、日中は汗ばむ陽気。

取急ぎ87号線を北上し、Exit16のHarrimanで降りると・・・。

ウッドベリーコモンに到着。ソニーのアウトレットに横付けし・・・。

リージョン1のDVDプレーヤー購入。価格は$119.95。

Refurbishedと書かれた白箱の通り、中からはエアパッキンでグルグル巻きにされたDVDプレーヤーが登場。

ソニー「DVPNS300」。シンプル/低価格ですが、持ち歩くにはありがたいところ。

これまではSamsungのDVD-618Jをメインに使っておりましたが、ようやくリージョン1専用機を入手。DVD-618Jはしばらくリージョン2固定になる予定です。


4/14

iMac Flat PanelでオリジナルのDVD-Videoを作成してみました。補聴器をした際にアンビエントノイズが言語明瞭度に与える影響と調整方法の検討をするためのものと、堅い内容に思われますが、撮影場所は日比谷線秋葉原駅と銀座の某居酒屋(それもゲリラ・・・)。

補聴器使用環境の違いを絵と音で知ってもらうためのものですので、特殊な効果が必要なわけではなく、iMovie&iDVDでヤッツケにて製作。単につないで並べただけですが、画質、音質、操作とも、思った以上の出来に!

撮影機材はこれだけのソニー「DCR-TVR30」。画質も良好ながら、内蔵のマイクが大変臨場感を持った音(さすがに地下鉄到着の際はわずかにクリップしてしまいましたが)が得られます。

再生装置はパナソニック「DVD-RV70」と、ヤマハ「DSP-AX530」。

iMacで焼いたDVD-Video。これまで補聴効果測定は既存のCDや測定器を用いていましたが、これで補聴器使用環境バリエーションが増やせそうです。

スピーカーシステムはデノン(最近はデンオンじゃないんですね)のSystem-11R。小振りながら小さな部屋では十分なパフォーマンスを発揮。

モニタがアンマリなため、現在手配中・・・。画面は日比谷線秋葉原駅で撮影したものですが、リュックの上にカメラを置いての盗撮状態となっています。

これまで補聴器の効果測定は500Hz〜4kHzウォーブルトーンによる最小可聴閾値測定、テレビ視聴や語音明瞭度テスト用CD等を利用してきましたが、これらはあくまで静かな環境が前提。

実際の補聴器使用環境とは懸け離れているため、試聴貸出を行い環境への適合を計ってきましたが、調整内容によっては「雑音が大きいから最初しかしなかった」と、中には試聴期間中ほとんど補聴器を使わないという方も。

試聴貸出しは補聴器適合の必須条件ながら、もう少し店舗でシュミレーションができないものかと、ビデオやサラウンドシステムを組み合わせてもみましたが、機材的にバラバラとなってしまうため、なかなか定着せず。

iMacにDVD-Rが載った際も、これが目当てで購入しましたが、ようやくバージョン1が完成。早速再生してみましたが、う〜む、iMovie/ iDVD侮りがたし。音声もDCR-TRV30内蔵のマイクで録り、上記システムのDolby Pro-Logic IIデコードですが、大変臨場感のある音が得られました。

補聴器専用のシステムもあるにはあるのですが、いかんせんコストが・・・。手作りで体裁に課題もあるものの、今回用意した機材にiMacを加えても十分お釣りがくる(というより半額以下か?)費用となりました。

手作りだけにアイデアでコンテンツを加えることが可能な点も魅力。現在は騒音系のみですが、今後もう少し環境音源を増やし、家庭内や自然の音といったものも取りためてみたいと思います。


4/12

秋葉原ネタを少々。店頭在庫もかなり潤沢となったiMac Flat Panel。値上げ前分を在庫限りで販売しているショップも一部あるようですが、中古市場にもようやく登場し始めた模様。格安という感じはまだないようですが、これにともない旧iMacシリーズは全体的に値下がり傾向。

中古iMacでボトムラインとなるRev.A/Bも、一時期は4万円台中盤となっていたものが、3万円台に再度入ってきたようです。まだまだ活用範囲が広く、OS Xでも以外と健闘する同機種、手ごろな機体をお探しならば、そろそろタイミングでしょうか?

またタマ数は少ないものの、iMacの影響かPowerMac G4 Cubeの中古も散見されました。15" LCDで使われている方がiMacに乗り換えというのもアリか?価格的にはまだまだ高値安定のようでした。

運動がてら秋葉原まで出かけましたが、銀座6丁目から昭和通り-中央通り経由/歩道走行で所要時間は20分弱といったところ。


4/11

以前iPod用のイヤーレシーバーを試した際、外耳道閉鎖によるこもり・自声の響きが検討事項となりましたが、東芝から別用途ながら、骨伝導を用いた音声聴収装置が登場しました。

骨伝導式レシーバー、東芝「KDH-33」。バンドを介して左右の振動子を側頭骨に押し当てることで、フリーハンドな状態での骨導式レシーバー利用を実現しています。本来テレビ音声の聞き取りを目的としており、右側のペンダント型受光器にて送信機からの情報をワイヤレス送信します。

こちらが送信機。テレビ音声以外でも付属するRCAもしくはミニピンジャックを利用すれば、様々な音響機器でも利用可能。

外耳道を塞がないためOcculusion Effectが起こらず、伝音性難聴の方で閉塞感や自声が響くというケースでは効果的に使えるのでは。


インプレッションですが、当初考えていたよりレンジが広く聞きやすい音声となっていました(ピュアサウンドとはいきませんが・・・)。首からかけたペンダント型の受光器にレシーバーをセットし、そこに送信機より音声信号を送るという方式。ペンダント部は充電池による給電のため、室内の移動やちょっと部屋を出るといった際にも、いちいち取り外さなくて済む設計になっています。

骨導式の場合、振動子を頭部に押し当てないと必要な振動が伝わらないため、眼鏡型でツルに振動子を取り付けた補聴器や、必要な時だけ手で押し当てるタイプの集音機がこれまで販売されていました。KDH-33では音声信号送信用ケーブルをパイプ状のバンドに内蔵し、これを加圧装置として利用することでフリーハンドでの装用を実現しています。

接地圧力調整ができない、価格的にまだ高額という点もありますが、一般用にこうした製品が登場してきたのはうれしいところ。医療機関や専門メーカーだけというのではなく、家電や別業種からも、こうしたアプローチの製品を期待しています。


4/8

近々住環境の変更を控え、無くなる足の代替手段を検討しておりましたが、結局GIANT社「MR-4F」に決定、ようやくシェイクダウンとなりました。

千葉通勤/買い物用として入手したGIANT社「MR-4F」。ぱっと見バーハンドルのロードですが、実は24インチのそれもフォールディング自転車。リアにはエアサスを装備、1インチ幅の高圧タイヤは小径ながら快適な乗り心地を実現しています。

ちょっとシェイクダウンにと東銀座から東京駅まで。エアサスの調整が不十分で、少々腰砕け(これは私の体重のせいです)ながら、パフォーマンスはなかなか。もう一枚二枚上のギアがあればというところですが、街乗りには必要十分。

アルミフレームのためフォールディングながら10.2kgという軽量な車体で歩道橋もラクラク。う〜む、通勤用にはもったいない、なるべくエクササイズにも活用しなければ・・・。

最後までドロップハンドルにするか悩みましたが、aikuさんのご助言によりバーハンドルに決定。(ご指導、ありがとうございます!)ちょっとそこまでと思っていたのですが、あまりの快適さに真夜中銀座をさまよった後、東京駅/京橋方面までひと漕ぎ。今後自転車用の秋葉ルートを開拓せねば・・・(笑)。


4/6

久しぶりにプリンタを新調。これまで使用していたエプソン社「PM-780C」から「PM-890C」に変更となりました。

780Cに比べるとひと回り大きい感じがしますが、おちついたデザインが邪魔にならない890C。

画質的には780Cでもすでに十分なレベルなのですが、同機からの移行で特筆すべきは動作音の低減でしょうか。780Cはお世辞にも静かな機体ではありませんが、890Cではかなりの改善が見られ(聞こえ?)ます。

プリントスピードもカラーインクジェットのネックとなる部分ですが、実際の刷り出し時間の短縮とともに、窓から現在の作業内容が把握できるため、なんで待たされているのかが分かるという心理的な要因もあるような・・・(しかし相変わらず準備段階の謎の動きはありますが、笑)。

CD印刷機能を持ち、ロール紙による給紙も可能と、このあたりも今後試してみたいと思いますが、前面トレーの使い勝手や匡体自体の剛性など、かなり気に入って使用しております。


4/3

たまには補聴器ネタを。低価格フルデジタル補聴器として昨年夏に登場したワイデックス社「Bravo」耳かけシリーズ(B1-VC/B2-VC)にカラーバリエーションが登場。

コストと性能のバランスが飛び抜けて高く、個人的に現在一番好きな補聴器のシリーズ。従来のベージュに加え、新たにベーシックカラー(ダークブラウン/グレー)2色、トランスルーセント(ブラック/クリア/パープル/ブルー/グリーン/イエロー/レッド)7色が加わり、全10色という幅広いカラーバリエーションに。

補聴器というと肌色というイメージがありますが、以前オーチコン社もこうしたカラフルなケースを持つ補聴器をリリースするなど、近年は折角利用するのならばカラフルなものをというアプローチが進んできています。

「デジタル」が補聴器の世界でもここ数年キーワードとなり、A/D変換・DSP処理・A/D変換により、信号加工に伴うノイズがなく、既存補聴器と比較し幅広い調整が可能、かつ環境適応性の高い機種が登場しています。

とは言え最大のネックは価格で、現在販売されているデジタル補聴器の多くは1台30万円前後と大変高額。折角のデジタル補聴器の優位性を誰もが利用できるまでには至りませんでした。

前出のBravoシリーズはワイデックス社上位機種のSensoシリーズでのノウハウを活かし、機能を必要なものに限定、耳かけ型では68,000円からという低価格を実現したフルデジタル補聴器で、高い人気を誇っています。しかしデジタル補聴器に今だに当たり前のように付けられる30万円という価格とは?

高価格の原因はDSPチップの開発にあります。現在補聴器用に用いられるDSPチップは各補聴器メーカー(シーメンス/ダナヴォックス/ワイデックス/バーナフォン/オーチコン/フィリップス/ユニトロン他)と、チップ専業メーカー(ソニックイノベーション、テキサスインストゥルメンツ他)が開発を行っていますが、この開発費が既存の補聴器と比較し大変高額になります。

DSPチップに汎用性があれば、開発費の分母が大きくなるため補聴器価格も抑えられるのですが、補聴器の場合使用する電池の関係からDSPチップの駆動電圧が1.1〜1.2Vとなるため、現状では専用となってしまいます。

基本的に低下した聴力を補うというのが補聴器の役割となりますが、まずはこの聴力、高い音から低い音まで一様に低下するということは少なく、低い音は聞こえやすいのに、高い音が聞こえづらいというように、周波数により聞こえ方に差が生じます。

これを全周波数帯につき、ちょうどテレビのボリュームを上げるように増幅してしまうと、聞こえやすい周波数の音が必要以上に増幅されるため、折角補った聞こえづらい周波数帯を邪魔してしまい、「音はするけど言葉がはっきりしない」、「非常にうるさい」という問題が生じます。

また小さい音が聞こえないだけではなく、大きな音はすぐにうるさく感じてしまうという「補充現象」が現われる場合があります。これは内耳が持つ感度調整機能の低下によるもので、聞く事ができる最も小さい音からうるさいと感じる音の大きさの幅(ダイナミックレンジ)が狭小化します。

低い音から高い音まで、それぞれを必要量補い、大きな音に大しては増幅・出力を適宜抑制することが重要となりますが、デジタル補聴器ではこれをいくつかの周波数帯に分け調整を行うマルチチャンネル化の幅が拡がり、多様な聴力に適合させることができるようになりました。

このマルチチャンネル化も現在ではかなり細分化が進み、中には256チャンネルといったものまで登場しています。しかし多チャンネルが過ぎるとコスト上昇や動作時間といった点に影響するため、業界内でもどのあたりが適切かという議論がされています。

特殊な聴力の方には欠かせない多チャンネル補聴器ですが、一般的にはこうした高額機種がどうしても必要というケースは極めて稀で、ほとんどの場合、従来のアナログ補聴器や、デジタルでも低価格機で適正な調整が可能です(というとメーカーの営業の方に怒られるのですが、笑)。

多チャンネル化を言葉と雑音の切り分けに利用し、語音明瞭度を上げるというアプローチもありますが、これも副次的なものであり、本来の目的とは異なります。確かに騒がしい環境下では会話音と雑音レベルの比(S/N比)を稼ぐことで明瞭度の確保/向上が可能ですが、かなり複雑な方法を取っても、5〜10dBの改善に留まります。

メーカー各社でもフラッグシップモデルでは騒音抑制を主に付加機能をアピールし、「言葉だけがハッキリと聞こえる」というセールストークを行ってしまっていますが、対投資効果としては、半額の機種を両耳に使う方が遥かに良い結果が得られるケースが多くなります(両耳に高いものをお買い上げいただければ良いのでしょうが・・・)。

騒音除去の方法としては、特定周波数の抑制(パッシブ)と、入力音のレベル変化アルゴリズムによるゲイン抑制(アクティブ)が主となります。特定環境下ではこうしたものも効果を表すのですが、どんな場所/相手とでもという訳にはいきません。「相手の言葉だけがハッキリ聞こえる」のであれば、騒音の一部となるはずの「隣の席に座る方の声」も「ハッキリ」聞こえてしまいます(これは当然のことなのですが)。

今度はこれに指向性のマイクを加え、顔の向いた方法の音を中心に聞き取りを行うという方法が組み合わされます。複数のマイクを用意し、これらの入力音の差からS/Nの弁別を行いますが、一方自動車の接近や不審音の認知など、「危険察知」という耳の持つ重要な役割とは背反する方法となります。

環境音(雑音)を取り除くということは大変難しい一方、会話音を持ち上げることは非常に簡単です。騒がしい場所に行けば、誰もが当たり前のように大きな声で話します。これによるS/N比の改善は、いくらデジタル処理を駆使しても、まず追い付くことはできません(「その5〜10dBの改善が大切なんだ!」というのも真理ですが、コストに見合っているかどうかとなると・・・)。

人間が当たり前に行う行動や持っている能力まで無理に補聴器で補おうとすれば、コスト程の効果が得られないというのが個人的な見解です。補足的な恩恵として得られるのであれば歓迎すべきことではありますが、これがテーマとなることには疑問を感じています。

耳穴と補聴器の間に空隙が生じると、出力によってはフィードバック(ハウリング)と呼ばれる「ピーッ」という雑音が生じます。

これをデジタル処理を用いて抑制しようというのもアリガチなテーマなのですが、「通気確保による閉塞感緩和のためのベント孔の積極的な活用」という例外を除いては無意味です。きちんとしたインプレッション(耳型)が採取できないことをデジタル処理で補完しようというアプローチは、各周波数域(特に高域)において必要なゲインを抑制してしまうという本末転倒な結果を引き起こします。

特にデジタル補聴器に代表されるノンリニア補聴器では、入力レベルが低い場合に増幅が大きくなるよう設定されることが多いため、こうしたハウリングキャンセラー/ハウリングマネージャーに頼ろうとする傾向が強くなります。

上述のインプレッション採得他、販売店における問題も多分にあり、売上げ上の理由からどうしても高い補聴器を勧める傾向にあります。「折角なら良いものを」ということもありますが、その機種でなければならないという理由が無い限り、高額な機種を購入する理由は全くありません。

デジタル補聴器になってから、様々な機能が組み合わさるため、調整が複雑になったと言われる場合がありますが、これまで調整機能が極めて限られていた中で調整を行うことに比べれば、格段にフィッティングが簡単になりました。一台で対応できる幅も大きく拡がったため、在庫が僅かでも、様々な聴力に対応できるという販売店側のメリットもあります。

在庫数を減らすことができるというメリットを低価格化に反映できれば良いのですが、これを行っている販売店は残念ながらほとんどありません。逆に低価格な機種で適正な調整が可能なのに、わざわざ高額な機種を機能を活かさないまま販売しているというケースが多くなっています。

いくら安くなったと言っても、他の製品に比べれば高額な補聴器。その価格には本来効果的に利用するためのアフターケア、補聴器への慣れや聴力変化に合わせた段階的な調整が含まれていますが、こうしたことが顧みられず、「販売店のセールストークに金を払う」というユーザーメリットが置き去りにされた状況が補聴器業界の大きな問題となっています。

機能の回復はお金で換算できるものではありません。外科手術や投薬などの医学的処置をもってしても、内耳機能の回復は大変困難であり、補聴器の持つ役割は本来非常に重要なものです。

しかしそれだけに聴力低下の際には誰もが当たり前に利用することができる価格やサービス提供が望まれ、そのためにも各メーカーには低価格機の充実、自らを含め販売店には意識改革を強く期待します。またユーザーの方には、補聴器がどのような働きをして自分にはどんな機種が良さそうかなど関心を持っていただき、ユーザー以外の方も補聴器がどんなものなのか、少しでも興味をお持ちいただければ幸いです。


4/1

先に修理に出したブラックiMac、戻ってきてから順調に使用していたのですが、ここのところの陽気でかどうも熱を持つようになった模様。ヒートパイプ/ヒートシンク/匡体の接触などに問題があるのかとバラしてみたところ、いつのまにかデュアルプロセッサ化されていました(う〜む、iTunesのリッピングがど〜も速いと思ったら・・・)。

道理で熱を持つわけでした。片側にはヒートシンクが当たっておらず(右側)、パイプが上を通過しているだけとは・・・。しかしDualのお陰で、MacMAMEでリバーバトロールを試したところ、1ラウンドクリアするにも四苦八苦・・・。iTunesでも森繁久彌「俺が歌さ」収録「ゴンドラの唄」がリッピングタイム16.5秒をマーク!

ありがたく使っているものの、如何せんネコに小判、ヤフーオークションにでも出品するか(って、すでに2日になってしまった・・・)。

(Keita Suyama : Chief Editor / Yes! We're Suyama Dental Lab)

 

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