Marathon Computer iRack

トラブル発生とヤッツケ対処

これまでWEB/データベース用サーバとして銀座地下にて稼動をしていた混沌のiRackが絶命・・・。急遽自宅にあったiMac 350/400を代打に投入することに。

並行輸入でひっぱったiRack荻窪圭さんより譲り受けたGreen Light of DeathのiMacを入れ、これにカンザスルートで入手した(謎)NewerのG3/466を奢った仕様でしたが、突如起動不可に。iMac Rev.Bとの入れ替えテストでどうやらマザーボードが原因の模様・・・。その上IBMのDeskstarまでクラッシュしてしまいましたが、なんとかかんとかサルベージに成功。

自宅でゴロゴロしていたiMac 350/400を引っぱり出し、OS X&FileMakerをインストールしてとりあえず復旧。メンテナンスには「あっ、そうだ」と先日入手したペナペナキーボードを使ってみたところ、以外な程適任。デッドなラック上でもスペースを気にせず使うことができ、落っことしても破損なし。

使い終われば隙間にちょいと差し込んでおく、ディスプレイ上にタオルよろしく乗っけておくことも可能です。

先のNew York Expoで洒落で購入したものの、使い道については途方に暮れていたシリコンコーテッドのキーボードですが、長文打ちは苦手なものの、デッドな場所でのメンテナンス作業に関しては最適という、極めてニッチな用途が発見されました(トホホ)。

沈黙していたiRack、GLODのiMacを譲り受け(ありがとうございました!)マザー交換を試みたものの、実は電源が・・・(トホホ)。

iRackの電源。スイッチが死亡しており、激しくOn/Offをくり返すという状況に・・・。不幸中の幸いか、入っていたマザーは無事でした。現在Marathon Computerにパーツで購入が可能かを確認したところ、電源ボードが含まれた"iRack up-grade kits"なる物件があるとのこと。発注しブツの到着待ち・・・(猪川さん、いつもお気遣いをいただき、恐縮至極です!)

お譲りいただいたGLOD iMac、とりあえず定番対策として外部モニタ接続にて利用させていただくことに。アンダーカバーの一部を切除したところ良い感じにケーブルが納まりました。

少々場所を取るものの、実は後ろに見えるPM8600/G3/250よりスペックが上なのか・・・。社内ファイルサーバのスピードアップに活用させていただきます!

このiRack、以前Marathon Computerのオンラインストアにて購入をしたものでしたが、並行輸入といった扱いになるため、サポートも期待薄かと思っておりましたが、電源の件でメールをお送りしたところすぐ連絡をいただき、電源ボードを含む「iRack up-grade kits」という物件が購入可能である旨、お知らせをいただきました。

電源の故障でストップしていたiRackMarathon Computerに発注していた電源が到着し、紆余曲折を経て完全復活しました(笑)。

国際宅急便で到着したiRack電源キット。

パワーサプライボードとACアダプタ、内部電源フラットケーブルがセットとなっています。ACアダプタはアーシングが見直された模様。

OS X Serverを無事インストール。しかし電源ボードを交換後、思わぬ紆余曲折がありました。

交換用の電源キットですが、交換はもともとがメンテナンス性に優れるiRackだけに大変簡単。電源ボードはトライアック冷却ヒートシンクが新設されるなどの改良が加えられていました。

交換が終わり、スムーズに環境構築と思いきや、まずはハードディスクでつまづきます・・・。Western Digitalの6GBを試してみたところ、ハードディスク自体の問題で認識せず。続いて折角なら大容量と思い引っぱりだしたMaxtorの80GBで、すっかり8GBの壁を忘れ四苦八苦(ファームの画面でようやく気がつきました・・・)。

ハードディスクはようやく片付いたものの、次はインストール終盤でのカーネルパニックに悩まされ進まず。何度かのトライの後、使われていたドータカードがクロックアップされていることに気がつき、これをオリジナルの233MHzに設定変更。

iMacでは問題なく動作していたのですが、iRackではやはり匡体変化に伴う冷却効率の違いがオーバーヒートとして現れたのか?とにかくクロックダウンにより、インストールを完了することができました。

ようやく終了かと思ったのですが、今度はインストールが終わっても、ハードディスクからブートできず。しばし熟考の上、ハードディスクジャンパを変更することで解決しました。

思いのほかリプレイス作業に時間がかかってしまいましたが、今回のトラブルも補修パーツが入手できたことでなんとか事なきを得ました。ダメもとで問い合わせをさせていただいたMarathon Computerですが、海外の一ユーザーにも補修パーツの供給をしていただき、またレスポンスも迅速。大変気に入って利用していたiRackの復活をサポートしていただきました(Thanks Bill!)。

戻る

メニューへ