PowerBook G4 12"について |
San Francisco Expoでは先にPowerBook G4 17"が披露され、「One more "small" thing...」として発表されたPowerBook G4 12"。
広大な作業エリアを持つ17インチに続き登場したのは、12インチ液晶版PowerBook!iBookのコンパクトさとG4のパワーを合わせ持つ魅力的な製品です。 小型ノートというカテゴリーではiBookのみの選択肢となっていたアップルラインナップ。PowerPC G4を搭載し、アルミボディー採用により更なる小型化も実現したPowerBook G4 12"は、会場でも大きな拍手をもって迎えられました。
17"に先立ち販売が始まり、すでに各所にてインプレッションが報じられていますが、発売を挟み行った当アンケートでも、大きな支持を受けています。
最高! 632
29.9%
なかなか 1096
51.8%
可も無く不可も無く 234
11.1%
う〜む・・・ 147
7.0%
ぜんぜんダメ! 6
0.3%
総回答者数:2115人
「最高!」と「なかなか」の評価が81.7%を占め、大変好意的に迎えられたPowerBook G4 12"。2年前、PowerBook G4 Titanium登場の際行ったアンケート結果、75.2%を越えています。小型ディスプレイモデルとしては、すでにiBook 12"がある訳ですが、OS Xプラットフォームの拡大とともに、小型モデルへのPowerPC G4搭載は待ち望まれていたところ。アルミニウム素材によりiBook 12"と比較し、サイズもひと回り絞られています。
しかしこの好評価も、「ここがこうなら尚良かった」、「これがつけば即買いだけど・・・」といった条件付きも多いようで、アップルへの一言覧には大変多くのリクエストが寄せられました。
PowerBook G4シリーズだけを見れば、「軽量小型の12インチ」、「モバイルとデスクトップのバランスを取る15インチ」、「移動可能の最強モデル17インチ」といった性格付けができるのですが、ここにiBookシリーズが加えられるとPBG4 12"の存在意義が希薄となります。
PowerBook=プロユーザー向け製品/iシリーズ=コンシューマ向け製品という、元々はアップルが策定したラインナップ構成が、皮肉にもラインナップの充実により形骸化しているようにも感じられますが、過去の考えに捕らわれる必要はない訳で、いわゆるプロシューマや、プロのサブノート、iシリーズユーザーのジャンプアップとして、これまでの段差を埋める製品になるのでは。
(Keita Suyama : Chief Editor / Yes! We're Suyama Dental Lab)
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