PowerBook G4 17"について |
キーノートとは順番が逆となりますが、続いてはPowerBook G4 17"に関してお聞きいたしました。
ベースクロック他以外のスペックはPBG4 15"に準じますが、やはり最大の魅力はその画面サイズ。ミニ・シネマディスプレイといった感もあるその作業エリアは1440×900という広大な作業エリアを提供します。 ノートタイプマシンのシェア拡大を狙うとのJobs氏スピーチを実現する上でも、ヘビーユーザーのメインマシンとなり得るには、処理能力の向上のみならず、画面サイズや実装されるドライブにも配慮が必要。PowerMacintosh G4シリーズに比較すると、処理能力としてはまだまだ課題が多いように思われますが、同機はあらゆる環境を一台のマシンでカバーすることができるという点で、最強の存在となっています。
最高! 690
32.6%
なかなか 881
41.7%
可も無く不可も無く 238
11.3%
う〜む・・・ 289
13.7%
ぜんぜんダメ! 17
0.8%
総回答者数:2115人
「最高!」と「なかなか」の評価は74.3%と、PowerBook G4 12"には及ばないものの、3/4の方から良い評価を得る結果となった17"モデル。
「移動可能の最強モデル」を演出するギミックとしては、イルミネーションキーボードの存在もポイントのようで、「12/15インチにも是非!」というご意見を多数お寄せいただきました。
現在個人的にもメインマシンとして利用しておりますが、これまでのPowerBook G4 15"以上に、他のマシン使用率がグッと下がっています。特定機器を必要とするケースも、FireWire系周辺機器の充実とともに少なくなり、速度でデスクトップ機にかなわぬものの、15"より採用される薄型スーパードライブ搭載で、かえって周辺機器を減らすことにもなりました。
一方ネックとなるのは価格とサイズ。前者については今後の安定が待たれますが、サイズについては薄型であることもあり、当初思った程ではないようです。パームレスト部の発熱は確かにありますが、大きな匡体と内蔵ファンのおかげで、不快なレベルになることはありません。
今後一層の処理能力向上など、期待する部分は多い17"ですが、パッケージングとしての完成度は大変高く、アップルのノート戦略に対する意気込みを感じることができます。15"モデルは現時点ではまだTitaniumとなりますが、124,800円まで引き下げられたiBook 12"からこの17"までのラインナップ確立で、思いのほか速くノート/デスクトップ比逆転もありえるのではないでしょうか。
(Keita Suyama : Chief Editor / Yes! We're Suyama Dental Lab)
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