Macworld Conference & Expo2002 New York |
2002年7月15日〜19日、ニューヨーク・ジェイコブ・ジャビッツセンターで開催されるMacworld Conference & Expo.(Expoは17日〜19日)。こちらでは事前情報をまとめていきたいと思います。
Steve Jobs氏による基調講演は7月17日午前9時〜10時半。前回のサンフランシスコでは、基調講演が前倒しとなり、アップルブースがプレス向けに展示会前日に解放されるといった変則的なものでしたが、今回は今の所通常通りの模様。
昨年9月11日の衝撃的な事件から10ヶ月、開催地であるニューヨーク、Macworld Expo自体も不安定な要素があるかと思いますが、例年通りの開催となったことを大変嬉しく思います。
前回のサンフランシスコの目玉はなんといっても完全リニューアルとなった液晶iMac。今回はなにが飛び出すか・・・? |
会場となるJacob K. Javits Convention Center。ハドソン川沿いの近代的な会議・展示場ですが、日が暮れると少々心細いというロケーション。 |
昨年はマンハッタンの至る所でこの看板を目にしました。アップルブースには同一デザインのカンバッチが。 |
「さらばCRT」のキャッチコピーから「液晶iMac登場か!?」との憶測が飛びましたが、実はStudio/Cinema Displayで、iMacはSFまでお預けでした(笑)。 |
それまでは比較的コンシューマー向けマシンの発表が続いていたNYですが、昨年はQuick Silverが登場。 |
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iMacをはじめ、コンシューマーモデルとの絶対的なスピード差が無くなってきた現在のPowerMac G4シリーズ。画面サイズに関してもeMacが投入されたことで、プロシューマーでもかなりのレベルまでをコンシューマー向けマシンで対応可能に。 またサーバソリューションとして登場したXserveも、ハイエンドプロフェッショナルマシンとしての活用の可能性も十分にあり、PMG4のターゲット層がこれまでより狭くなってきたようにも思われます。 反対にPMG4ならではのものとなると、4本のPCIスロット、OS 9システム稼動可能というところですが、後者についてはXserveを見る限り、見通しは不透明。前者も外付けPCI拡張ボックスといった対応策もあり、スペックと価格のバランスにより、現在のモデルに近い形でシリーズの中に留まるか(そういった意味では「すべてデュアル化」というのもアリのように思うのですが・・・)、もしくは新しいコンセプトのラインとして登場するか、楽しみなところです。 個人的には現在生産休止扱いとなっているPowerMac G4 Cubeがリニューアルで登場し、Xserveと住み分けるというのが・・・(笑)。 |
サンフランシスコでの衝撃的な登場から半年、ユニークな匡体デザインと高いハードウェアスペック、美しいディプレイ表示など、数多くのトピックを持ったマシンですが、Expo前ということもあり、ここのところ売り上げは頭打ちとの報道も。 中には画面サイズ/解像度の拡張に関する噂もありますが、後から登場のeMacに対するアドバンテージのためには、たしかに画面周りにテコ入れが欲しいところ。またスーパードライブ標準装備(もしくは価格設定の見直し)といった点も期待? |
低価格ながら優れたパッケージングで人気のiBook。先の700MHzへのアップデートでは、PowerPC 750FXが搭載され、処理スピードと発熱抑制を見事にマネージしています。現在ゆいいつ残ったG3マシンですが、さて、今後の展開は? |
噂の中では1GHz版登場という声も出ておりますが、4月に667/800MHz版が登場し、これまでリクエストが多かったモニタ周りが大幅に改善されたことで、それほどハードウェア的な手直し理由は無いか?強いて挙げればBluetoothへの対応といったところか?2000年のサンフランシスコで発表されて1年半、かなり成熟が進んだマシンだけに、これ以上の進化となると、匡体デザインを含めたフルモデルチェンジに・・・? |
現在のところeMacに関する噂や事前情報はないようですが、販売開始からほとんど時間が経っていないこともあり、積極的なテコ入れは考えにくいか?しかしエントリーレベルとしてだけではくくることができないポテンシャルを持つ同マシン、ハードウェア面より活用事例などに注目しております(サードパーティー的にはOS Xで実装されるというペン入力ソリューションInkWellに対応し得るタッチパネル的なものを期待か・・・? |
Xserveに関してもこれといって新しい話はないようですが、実際に目にする機会がまだないマシンだけに、展示会ではチェックしたいマシン。PowerMac G4シリーズにまかされていたサーバソリューションを一手に引き受けるハード/ソフト一体のソリューションですが、ハード的にはスピードバンプと更なるマルチプロセッサ化、ソフトとしてはJaguarによる処理スピードの向上と機能強化といった点が注目か? |
こちらについてはすでに様々な情報が雑誌・WEBでも紹介されていますが、コードネーム「Jaguar」を持つ同OSバージョンをアップル自らが自社サイトにて公開していることをみても、大きな自信を持っていることが伺えます。AIM互換のチャットソフト「iChat」や文字認識機能「Ink(InkWell)」など、パーソナルコンピューターをより気軽に、より日常的な用途にという取り組みが見られ、また動作速度の面でも、各報道によればかなりのスピードアップが期待できそうです。 5月のWWDCではOS 9に対し強い決別の意思を表したアップル。OS Xの移行の成否を占うアップデートとなりそうです。 |
PowerBook 2400c用G3カードがSonnetにより復活か?クロックスピードは600MHz〜700MHz、価格が$500程度の模様(極私的PB2400c頁では現在「PowerBook 2400c用新G3アップグレードカード アンケート!」が行われています)。 最軽量を目指す上では注目の製品となりますが、画像解像度が800×600、G3化した際のバッテリー駆動時間、メモリ最大搭載量が96MBなど、ハードウェアの持つ制約もあり、OS10.2登場というタイミング的にも微妙なところか? |
一時の活動停止を乗り越え、復活がサイトにて告げられたNewer。今の所新製品に関する情報は案内はなく、Expoへの出展もないようですが、古豪復活ということでやはり注目のメーカーか? |
先日PowerMac G4 Cubeもその対象とした1GHzアップグレードカード「PowerForce G4」を発表したPowerLogix。この他にもBlue ChipやiForce系など、見どころの多いメーカーなのですが、出展者リストを見る限りでは、今回のExpoは不参加か? |
残念ながらAdobeはExpo欠席を表明。Photoshop 7発売以降、はじめてのメジャーイベントですが、すでに展示会でのプロモーションが必要ない次元か?これだけではなく、やはり昨年9月に発生した衝撃的な事件も、各メーカーの出展意欲に大きく影響しているようにも思われます。 |
iSub、Sound Sticksと非常にユニーク且つ高音質なUSBスピーカーユニットを提供し、iMacやeMac、PowerMacにもドライバユニットを供給するHarman Multimedia。小振りながら高音質のSonnetやChampagneなど、アナログ接続スピーカーにも魅力的な製品が。 |
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