DVD-ROMドライブ iBook CD-ROMドライブからDVD-ROMドライブへの換装を試してみました。
左が東芝製DVD-ROMドライブ「SD-C2202」、右がiBook純正CD-ROMドライブ松下寿製「CR-175-D」。ブラケットは粘着テープでがっちり固定されているため、取り外しに一苦労(徒労?)。DVD-ROMドライブはマックスロードにてバリク品を入手しました(iMac DVだとプラスチックパーツの取付けが作り的に不可のため>SAMさん) |
結果からいくと問題点は3点。1. トレー部のプラスチックパーツが不適合、2. DVD-ROMを認識するも、再生は現時点では不可、3. 起動ディスクとして機能せず(選択は可能)となっています。
ツメ、ディスク取り出しボタンの位置がまったく合わず、プラスチックパーツは取付け不可(iBook専用品?)。松下寿製DVDで再チャレンジか? |
認識自体は問題ないのですが、DVDプレーヤーでは「必要なハード機器がない」とのアラートが。現状でDVD化するのは困難か・・・?
松下寿製「SR-8173」を入手し、再度iBookへのDVD/ROMドライブ装着を試してみましたが、やはりDVD再生にはいたらず。
iMac DVからのシステム移動も試したのですが・・・。 |
今回試用したのは松下寿製「SR-8173」。プラスチックパーツの取り付け位置はこちらもやはり不適合(MaxLoad 遠藤様、お手数をおかけいたしました)。 |
前回同様、DVD-ROMドライブとしての認識は問題なく、また松下寿製「SR-8173」では、起動ディスクとしても使用可能でした。
問題はDVD Videの再生。Apple DVD PlayerとDVDRuntimeLib(ともにJ1-2.0b2)を使用してみましたが、下のようなアラートが・・・。
単にアプリケーションがiMac DVにのみ対応なのか、ハード的に問題があるのか究明に至らず。「最初に試してみろ」という話も・・・。 |
Mac OS ROMの入れ替えなど試してはみたのですが、残念ながら状況は変わらず。今後のアプリケーション自身の汎用化を待たなければ・・・。DVDのポータブルプレーヤーとしての企画は失敗に終わりましたが、今後CD-Rドライブ搭載の可能性はありそうです。
「Comfortable Mac」G3 Holicsさんより、DVD再生ソフトウェア「DVD Player」についてお知らせをいただきました(G3 Holicsさん、ありがとうございます!)。以前PM6100/G3で動作させたことがあり、試してみたいと思っていましたがすでに手元には無し、アドレスも分からずにいたため、大変助かりました。
早速試用してみましたが、やはり鑑賞を前提とした再生は困難な模様。しかしまがいなりにも(笑)DVD画面がiBookに写し出されました。
某超有名アニメーションを再生、問題は多々あるものの画面表示には成功しました。(通な方から同作品がDVD化されていないのではとつっこまれそうですが・・・。ちなみにhyoroさんからはすかさずツッコミが入りました、笑) |
現在のDVD Playerでは、音声の再生は不可の模様。映像の再生についてもチャプターが飛びまくる、一部のみしか再生されないといった状況です。
とりあえずDVD企画はこれにて終了、今後ソフトウェアの対応に期待し、CD-Rなど他メディアでのテストができればと思います。
CD-Rドライブ 「iMac Station」hyoroさんよりリクエスト(?)があったiBook CD-Rドライブ換装実験を・・・。
試用したCD-RドライブはBuffalo「CDR-I420」。iMac Rev.A〜D用として販売されていたものですが、iBookでもサイズは問題無し。ドライブ自体はソニー「CRX510E」でした。
iMac Rev.A〜D用内蔵CD-Rドライブ、Buffalo「CDR-I420」として販売されていたソニー「CRX510E」。 |
iBook SE(FireWire)にて実験を・・・。 |
付属のMacCDR4.0できちんと認識。テストで焼いてみたところ、問題なく動作しました。 |
と、ここまでは良いのですが、問題はベゼルの取り付け。以前DVD-ROMドライブ換装に挑戦した際も課題となりましたが、今回もこれがネックに・・・。
最大の問題はイジェクト/強制イジェクトボタンの位置。場所がずれているだけではなく、イジェクト/強制イジェクトボタンの位置関係が反対。 |
ベゼルの取り付け位置にも問題が。受け側の加工で対応できなくもありませんが、前述のボタン位置を解決しないことには・・・。 |
CRX510E自体はドライバ不要で起動ディスク化もOKと動作自体は問題ないものの、物理的に不可という結果となりました。ドライブの選択でベゼルについても対応できる可能性はありますが、バルク状態で販売されているロープロファイルのCD-Rドライブがまだまだ少ないこと、外付けCD-Rでも軽量薄型が比較的低価格で発売されていることから、こちらの方法はお薦めいたしません(コンボドライブとかが出てくるとその限りでもないのですが、笑)。
「iMac Station」hyoroさんよりiBook、CD-R換装実験第二弾用の材料が届けられ、早速テストさせていただきました。(hyoroさん、ありがとうございます!)
お約束の実験風景。本日ネジを散乱させること3回・・・。 |
今回hyoroさんよりお送りいただいたのは九州松下電器株式会社製「UJDA310L」。 |
起動ディスクに関してですが、電源OFFからCキースタートでは残念ながらHDDブートに。「起動ディスク」コンパネでCDを指定して再起動をかけたところ、CDブートに成功しました。 |
次に「MacCDR 4.0a」にてCD-R書き込みテストに入りますが、レコーダー選択画面では自動検索できちんと認識されました。 |
と、ここまでは順調だったのですが・・・。
このままでは面白くないので、もう少し考えてみたのですが、アプリケーション側に問題はなく、システムでマウントすることができないことさえなんとかすれば、取りあえず書き込みテストはできそうな様子。
そこで試しにセッション書き込みをしたCD-Rを挿入したところ、マウントできた上にMacCDRでの書き込みもOK。また書き込んだメディアを挿入すると、元々セッション書き込みをしていたヴォリュームに加え、新たに書き込んだヴォリュームがマウントされました。
とは言え、何らかのヴォリュームを作っておかなければならないというのでは、実用には至らず・・・。
もう一つ、イジェクト・強制イジェクトボタン位置と、ベゼル取り付けネジ穴位置についてですが、まずは前者から。
同じ松下製(DVD-ROMドライブは松下寿か?)ということで、ボタン位置はぴったり。 |
しかしベゼル取り付け位置は左右位置がずれています。う〜ん、なんとか穴位置を修正すれば取り付け可能な範囲か・・・? |
結論から行くと、今回の実験も討ち死という結果に・・・。しかしボタン位置はシンクロしており、ベゼル取り付けネジ位置に関し松下製ドライブをもう少し詳細に確認できれば、可能性としてはアリかもしれません。