harman/kardon・Sound Sticks

 

harman/kardonが独立ブースを出すということで、pierreさんからも何らかの新製品が出るのではとの話が出ていましたが、みごと的中!

先に発表されたサブウーファー「iSub」に、フロントスピーカーを組み合わせた「SoundSticks」が発表されました。

これまではiMac/350・iMac DVのみの対応でしたが、写真のようにPowerBookやiBook、Power Macintosh G4との組み合わせも可能。これら以外にもOS9.0.4以上をインストールしたUSBポートを持つマッキントッシュ全てで利用できるとのことでした。

上方より。1インチ径フルレンジドライバをバーチカルに4発搭載。これまでの本体スピーカーにみられた中域不足を、コーン総面積の増加で対応。

匡体がクリアなだけにワイアリングにも配慮がされており、大変美しい仕上がりとなっています。

フロントスピーカーの土台はドーナツ状となっており、スピーカー本体の傾斜角度を調整することが可能。

サテライトスピーカーが加えられたことで、サブウーファー部にも変更が。サテライトスピーカー行きのケーブルが電源ケーブル横に増設されています。一番右のつまみ(スイッチ?)の機能は未確認・・・。

ケーブルの接続状態。

こちらがサテライトスピーカーに繋がる分岐ジャック。接続は本体からUSBでiSubに繋ぎ、iSubから左右サテライトスピーカーに接続されるため、マシン本体のUSBポート占有は1つ。そのかわり(?)既存のiSubにサテライトスピーカーを追加することはできません(残念・・・)。

パッケージはこんな感じ。iSubとほとんど同サイズ?

 

ぶらっと立ち寄ったRCSにてSound Sticksを発見、旅のおともに入手しました(がかさ張る上に重い・・・)。

他店で見かけなかったので、アメリカでも出回っていないのかと思っていましたが、6番街のRCSにて発見。$199。

まだほとんど聴いていませんが、手持ちのDVDで試してみたところ、かなり臨場感が向上。自宅でiBookを利用されている方には特にお薦めできそうです。

 

前出のSound Sticksはチェックインバゲッジとするには忍びなかったので、手荷物として機内へ。当然厳重なバッグチェクを受けるハメに(笑)。

怪し過ぎる手荷物内容。う〜む、疑われて当然という気も。

当初いぶかしげに見ていた係員も、何であるかが分かるとそのデザインを気に入った様子でした。

 

Sound Sticksを購入したのがホテルのチェックアウト直前で、ほとんど試していなかったのですが、今日ようやくじっくり(?)試聴することができました。ファーストインプレッションとしては「クセの無い音」。

iSubはiMacでのみ利用可という制限があったものの、Sound Sticksでもブーミーなロー(というより中間が抜けている音色)を想像していたのですが、下から上まで非常にフラット。再生音量にもよるものと思いますが、100dBピーク位であれば破綻することはなさそうです。

サブウーファー部に関しては基本的にiSub同様ですが、サテライトスピーカーのみでも十分な再生能力を持っているようで、以前から検討していたポータブルSound Sticks/Orb&iSub計画も一層楽しみに。帰国後すぐテストしてみたいと思います(若干ケーブルが太いのが気になりますが・・・)。

 

本日帰国し、持ち帰ったSound Sticksについて、iMac DV SE+iSubとの再生比較をしてみました。

右は自宅で使用しているiMac DV SE+iSubのセット。これとiMac Rev.A+Sound Sticksの組み合わせを比較してみました。

Sound Sticksでは本体スピーカーとは全く独立して動作するため、基本的にはiBookで得られた音と同様になります。見たところ同様のドライバと思われるiMac DV本体スピーカーの健闘が光りましが、やはりクリップしやすい、ヴォーカルがマスクされるといった部分が。

またiMac DVではスピーカー間距離の関係で左右の分離は近接視聴が前提、音量の増加につれ厳しくなりますが、これと比較するとSound Sticks利用ではもう少し広いリスニングポイントが得られるようです。

とはいえやはりSound Sticksの威力を感じるのはRev.Aの本体スピーカーとの比較時。ホットプラグで出力が自動切り替えとなるのですが、その差は歴然。iBookユーザーに加え、iSubが利用できないiMacを利用されている方も検討の余地大か(DVD視聴ができないのが残念ですが・・・)。

  

そのSound Sticks、USBポート/OS9.0.4以上のシステムを持つMacintoshで利用可能と案内されていましたが、MACお宝鑑定団で取り上げられている通り、MPEGのハードウェアデコーディングを行う機種ではDVD視聴の際、本体スピーカーからの出力となってしまう問題があるようです(DVD以外の音声に関しては利用が可能)。

対象機種はM7555J/A PowerMacintosh G3 400MHz(Blue&White) - DVD-ROM搭載モデル(流通モデル)及びM7556J/A(350MHz)、M7554J/A(400MHz)、M7553J/A(450MHz)にAppleStore BTOでDVD-ROMドライブを搭載したモデル(いずれもBlue&White)ということで、すでにSound Sticksを購入しこの現象を理由として返品を希望する場合は、使用期間にかかわらず購入した販売店にて返品を受け付けるとのこと。

現時点ではこの問題に対しての解決策がないことによる上記対応となりますので、該当される機種をお使いで、DVD視聴においての利用をお考えの場合は、大変残念ですが購入しないようご注意下さい(浜田様、お知らせをいただきありがとうございました)。

 

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