2002年9月10日〜14日、フランス・パリ、Paris Expoで開催されるApple Expo 2002、丁度出張の日程と合ったため、遅ればせながら13日より会場を訪ねました。
歯科関係では、マッキントッシュでのレセプト/治療計画/患者情報をサポートする歯科医院向けのトータルシステムが展示されていました。
Groupe Visident社は歯科医院向けのトータルな業務支援システムを展示。 |
グラフィカルユーザーインターフェースにより、医院スタッフ誰にでも馴染みやそうなデザイン。初診時から診療計画、現在の状況を上のようなグラフィックによる履歴で保存ができ、またこの内容から患者向けの治療計画書の作成、健康保険用書類作成、診療用画像管理といったファンクションにそれぞれリンクされており、トータルな業務利用が可能です(拡大)。 |
現在フランス国内には4万人の歯科医師がおり、その内の約70%がこうしたレセプトシステムを利用されているとのこと。歯科におけるMacのシェアについてお尋ねしたところ、およそ10%程度で、また同社のシステムのユーザーは2,000人位とのお話でした。
システムの価格は1,000ユーロ位ですので、日本国内のシステムに比べると大変安い設定。高機能、美しいグラフィックにもかかわらず、動作はかなりキビキビしており、1986年から同様の製品を提供している同社ならではのノウハウを伺わせました。現在英語版は開発が進んでいるとのことでしたが、残念ながら日本語版は未定です。
Mac本体のような大物も販売されており、あるブースには10ユーロで折り畳みのキャリアも用意されていました(笑)。 |
SonnetブースではEncoreの1GB版がデモされていました(拡大)。ちょっと試用した限りでも、強力なパフォーマンスが体感できました。 |
システムプロフィール(拡大)。会場にいらしたバークハード営業担当副社長にお聞きしたところ、出荷は今月末、Cube用は来月初旬とのことで、もうしばらく時間がかかる模様です。 |