OS 10.1 Preview Releaseは? |
3月にベータが外れ正規版の配付が始まったMac OS X。本来のスケジュールであった7月を前倒ししてのスタートだっただけに、Expoでの発表が本来の10.0版と見る向きも多い模様。しかしこの4ヶ月がより多くのフィードバックを集めるという点では功を奏したのか、50%以上の方がOS 10.1Preview Releaseに対して好感触を持たれたようです。
各サイトやメディアでも評価が集まったのはその動作スピード。10.4まではまだまだきびきびとした動きというところまではなかったように思いますが、Expoでのデモでは待ちの無いスムーズな動作を実現(これを乗り換えの最低条件に挙げる方も多いようですが)。
これまではOS X環境では諦めざるを得なかったDVD視聴も、OS X版DVD Playerが用意され、個人的にも嬉しいところ。ドックの位置を自由に設定できるといった変更も、ユーザーから好意的に迎えられていました。
アプリケーションの対応については、AdobeのExpo欠席が影を落としたものの、MicrosoftからはOfficeスイートが披露され、MacromediaやFileMakerもキラーアプリケーションを提供。Adobeも10.1正規版登場の頃には間に合うかといったスケジュールのようです。
一方不満・不安要素となっているのも動作スピードで、デモされたパフォーマンスが、OSのファインチューニングによるものか、それとも800MHz Dual CPUによりもたらされたものなのかを疑問視する声も。また10.1が9月となった点や、アップデートのデータサイズが大きくなることも、不満として寄せられました。
とはいえNew York Expoの実質的な主役はMac OS Xであることは間違いないようで、9月の10.1登場が待たれます。
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