TurboMAX

ProMAX社「TurboMAX」に関する情報をまとめました。(この内容は当ページに記載した内容を集めたものですが、Woodstockさん、G3 Macs are Go!のZap2さんをはじめ、たくさんの方からご指導、ご助言をいただきました)


関連情報

PowerBook100's World Newsを紹介し忘れておりました。金子さん、失礼いたしました。


使用環境
  • PowerMacintosh 8600/200
  • Newertechnology MaxPowr G3/250MHz
  • IBM DTTA・351010(10GB)


3/28

以前Woodstockさんに教えていただき、ずっと気になっていたUltraATA-33/DMAホストアダプタ「Turbo MAX」(国内取扱:株式会社フラッシュバック)を導入しました。

価格は24,800円(T-Zoneアップル館6F)とアナウンスより少々高めですが、ATAドライブの低価格のおかげでやはりお買得?インストール作業自体は簡単なのですが、いくつかポイントがあるようです。

自宅のPM8600にTurbo MAXをインストール中。黄色っぽいフラットケーブルがATAドライブ接続用で、少々取り回しがキツい印象(45cm)。

まずサポート機種ですが、カードに添付される取説ではPower Macintosh G3/9500/9600/8500/8600がサポート対象となっています(電源の関係か)。この取説は大変分かりやすく、作業前に一読しておかれることをお薦めします。

今回使用したマシンはPM8600/Newertech G3/250(270)、OSは8.5.1Jです。

PCIスロットに装着されたTurbo MAX。8600ではケーブルがファンに干渉しやすいため、フラットケーブルを内部引き出し用のハンドルにナイロンストラップで結束。

ハードディスクについても、IBM「DTTA・351680」(16.8GB)、Maxtor「91303D6」(13.6GB)、「91728D8」(17.2GB)の3機種が推奨機種として挙げられていました。

今回使用したHDはIBM「DTTA・351010」(10GB)。18,900円という金額につられたこと、またDTTAシリーズはAppleドライブ設定でフォーマット可能ということで選択しましたが、結果は現在のところ問題なし。とりあえず5つにパーティションを切って使用してますが順調のようです。

スピードもおおむね不満なし。コアな使い方をする方でなければおそらく問題ないのでは。

MacBench4.0のDiskテスト項目。上からQuantum Fireball TM2110S、IBM DTTA・351010 with TurboMAX、標準値(PM6100)。

起動ディスク設定に関してですが、購入したT-Zoneでも「できるという話もあるが・・・」と言われ、TurboMAX付属の「セッティングチェックリスト」にも「増設したドライブを起動ディスクにすることはできません」とありましたが、実際に試してみたらOKでした。しかし使用環境に因るとも思いますので、あくまでご参考まで。

IBM DTTA・351010を5つのパーティションに分けた一つにシステムを入れ、起動ディスクに指定し再起動、システム終了後再起動をしてみましたが、問題なく認識しました。バスはSCSIバス2、SCSI IDは2として認識されました。

対応機種、HDと合わせ問題となるのがフラットケーブルの取り回し。8600では匡体トップ部後方にHDベイがありますが、こちらまで取りまわすことはケーブル長が足らずできませんでした。

いくつか気になるところもありましたが、大容量ストレージをご希望の方にはかなり良い選択肢かと思います。18GBが4万円を切っているATAの世界、これまで指を加えて眺めていましたが、ようやく手にすることができるようになりました!

これだけHD価格が下落すると、バックアップもHDの定期的交換/保存が効率的かもしれません。毎日のバックアップ作業は別ドライブやリムーバブルメディアにするとして、3ヶ月/半年といったスパンで新しいHDにまるごとバックアップをとって保管というのもアリかもしれませんね。(10GBオーバーだとDVD RAMでもきつくなりますし、なにより時間が・・・)


3/29

昨日の「Turbo MAX」についてSAMさんからご指摘をいただきました。ドライブの接続可能台数はマスター/スレーブで2台、カード2枚挿しで計4枚までOKのようです。しかしケーブル長の問題と合わせ、機種によってはハードディスク設置場所がネックとなりそうです(PM8600でもZIPにベイを占拠され、2台が限界、その上電源的にも制約がありそうです)。

またATAになるとCD-Rの書き込みに問題があるとのことなのですが、自宅のマシンのためまだ試しておりません(すいません・・・)。この件につきご存じの方がいらっしゃいましたらぜひご教示下さい。

HDによるバックアップについては、すでに実践されている方もいらっしゃるようです。3台
位で使いまわせば、4ヶ月に1回バックアップがOK。以前リムーバブルのハードディス
ク(スロットタイプ)が出てましたが、今こそ18GBメディアドライブを発売して欲しい!

HDも確かに結構壊れますが、私個人としては、MOやZIPの紛失、上書きの危険を考えると、かなり信頼性(?)が高いような・・・。


3/30

ATAとCD-Rの書き込みに関して、早速Woodstockさんより情報を頂戴いたしました(Woodstockさん、いつもありがとうございます!)。

Woodstockさんは現在PM7500/G3にTurbo MAXを導入され、IBM 16.8GB(DTTA-351680)をメインHDに、Castlewood ORB(2.2GB IDE)をバックアップ用に使われています。

この構成で、OS J1-8.1にて使用されているとのことですが、QTムービーや、MIDIファイル、またMODファイルなどを再生していると、「HDにある程度以上のアクセスが行われた時に音が途切れる」症状が発生するそうです。

 > いかにも、CPUパワーに任せてデータ転送を行うIDE方式だなと、 > 何となく納得してしまわなくもないですが、一応DMA方式のはず > なんですよね。TurboMAXも。 > TurboMAX上のIDEコントローラーが、CPUに代わってデータの転送を > 受け持ってくれるんじゃないかと思うんですけどねぇ.....。 > ※それとも、PCIバスが飽和している?そんなバカな...(^^;

(以上Woodstockさんメールより)

「途切れなく定量のデータを転送しつづける」ことがCD-Rでは求められるため、IDEは(特にTurboMAXは)CD-R書き込みには向いていないのではと考察されています。RAMキャッシュ量なども関係してくるのかも知れませんし、近々実験してみようと思います。Woodstockさん、ありがとうございました!


3/31

Turbo MAXのドライブ接続台数に関して、マスター/スレーブで2台、カード2枚挿しで計4枚までOKと記載しましたが、Woodstockさんより、一枚のカードで2系統ATAバスを持っていため、一枚で4台大丈夫ですとのご指摘をいただきました。大変失礼をいたしました。

ケーブル選択の際はTurboMAX添付と同じ、安定した品質が期待でき、ノイズの影響を受けにくいUtraATA/66対応2デバイス用のケーブル(I/F用のコネクタも含め、計3個コネクタが有ります)を選んだ方がよいのではとのアドバイスもいただきました。秋葉原で3,000円程度のようです。

IDE規格はこれまで馴染みがなく、不勉強を痛感いたしました。これを機会に基礎知識を得られればと思います。(Woodstockさん、たびたびお手数をおかけし、申し訳ありません。)

 

G3 Macs are Go!のZap2さんより、IDE/ATAPI CD-ROMドライブからSCSI 2倍速CD-Rへの書き込みに関する問題をお知らせいただきました。

Quadra840AVでSCSI 2倍速CD-ROMドライブからのon-the-fly書き込みでは問題なかったSCSI 2倍速CD-R(最低でも48枚は焼いた記録があり)を、Power Macintosh G3のIDE/ATAPI CD-ROMドライブからon-the-fly書き込みに用いたところ、のべ枚数が50枚に到達する以前に2回のエラーが生じたそうです。

 > CPUの能力差、読み出し側CD-ROMドライブの速度差、Logicboardの > busの性能差などなどを考えると、にわかには信じられませんでしたが、 > Power Macintosh G3でもIDEは、Quadra840AVのSCSIの処理能力に > 届かない局面も事実あるようです。

(以上Zap2さんメールより)

このため現在ではon-the-fly書き込みの場合には、Quadra840AVを使用されているとのこと。これが4倍速、8倍速となれば、事態はさらに悪くなるのではと指摘されています。(Zap2さん、ありがとうございます!Woodstockさん、Zap2さんと技術系に精通された方からメールを頂戴し、恐縮しております。)

 

Torio's Siteの鷹取さん(ご無沙汰してます!)からは、IDEケーブルについてお知らせいただきました。鷹取さんはG3/350MHz/DVDにマスター・スレーブ接続でHDを増設されていますが、使用ケーブルは新宿Sofmap DOS/V館にて800円弱で入手されたということです。低コストを狙うならUltraATA/33を(ただしオウンリスクで)。


4/11

土曜日に発売が開始されたiMac Rev.D、秋葉原ではひっそりとしたスタートとなったようです。現在のiCandy予約待ちが2〜3週間ということで、店頭に出す台数確保が困難な模様。

昨日の千葉メディアバレーでは333MHz版入荷と告知がされていましたが、秋葉原ではこうした表示をしていた店を見かけませんでした。

中古相場も変動なし。Rev.Aが102,800円で数台、Rev.Bが115,800円はRev.D登場前と同様です(ソフマップ中古)。Rev.Cは現在中古が市場にほとんど出回っていませんが、Rev.Dと価格面でバッティングしそうなのはRev.Cのみか?

ブルーベリーに人気が集まっていることをみても、Rev.A、Bとの差(特にB)は僅かな(?)クロックスピードしかなく、Rev.Dとはある程度の価格差を付けざるを得ない(中古または型遅れ・5割向上したクロック)Rev.Cの中古価格はおそらく125,800円〜132,800円(カラーにより価格差あり)。

Rev.Dが周知されるまでは在庫をあえて出さず、GW近辺で一斉に放出するのでは(販売数が販売数だけに、結構買い取りにRev.Cを持ち込む方を見かけます)。以上、役に立たない(TM)マックの中古予想でした。アップルストアの表示が変わるのはいつのことか・・・。しかし新品に関して、販売店が型遅れ品を背負い込む可能性は最小になったのでは(266MHzだから交換して欲しいというクレームも少ないのではないでしょうか)。

おなじみ、Woodstockさん(いつもお世話になっております!)よりTurboMAXへのATAPI CD-ROM接続に関してお知らせいただきました。

使用されたマシンはPowerMac7500/100(PowerLogix PowerForceG3 366/183/1M)、HDはIBM DTTA-351680 (IDE HD 16.8GB)、CD-ROM Driveが東芝XM-6102B (ATAPI CD-ROM 24倍速)とNEC CDR-260 (IDE CD-ROM 2倍速)の2機種です。


東芝XM-6102B

SCSI Probeや、AppleSystemProfiler、MountCache(Drive7)などでは、一見正しく、CD-ROMデバイスとして、見えるのですが、・MountCacheでは、自動マウントのチェックを入れてもマウントしない。・手動でマウント動作はできるが、マウントしに行った直後にフリーズする。 Cmd+Opt+escで、MountCacheを強制終了すると、たいてい復帰するが その後は、MountCache、SCSIProbe、ASP全てにおいて、TurboMAXの バスが認識されなくなる。(TurboMAX接続のHDへはアクセス出来ている)・SCSI Probeでも同様にフリーズ。・パッチをあてたApple CD-ROM 5.4.2や、B's CD 1.5.6では認識せず。といった具合です。Apple System Profiler2.1.2では、--------ID = 2CD-ROM driveDriver version: Not availableMac OS partitions:      0Removable media:        YesVendor: TOSHIBA Revision number:        1106Product ID:     CD-ROM XM-6102B Serial number:  No media inserted--------こんな感じで、ちゃんと認識しているように見えるのですがね。 

NEC CDR-260

NEC CDR-260の方は、ダメだろうと言う期待を裏切らず、見事に認識すらせずにダメでした。このドライブは、かなり古く、ATAPI規格が正式に制定される前辺りのドライブなので、仕方が無いと思います。実際、PCでも汎用ATAPI CD-ROMのドライバで動かない事が有ります。
(以上、Woodstockさんより頂戴したメールより)

  

FWB CD-ROM Toolkitは使用しておらず、可能性としてはこの定番ソフトを用いることを示唆されています。しかしTurboMAXが、「IDE HDをPCI Macに繋ぐ為に」と言う位置付けで出している商品である限り、「ATAPI CD-ROMやその他MOなどのATAPI機器は、あくまで使えたらラッキー程度に考えないといけない」のではとのことです。(Woodstockさん、ありがとうございます!お手数をお掛けし申し訳ありません。)

そのTurboMAX、品薄状態が続いているようですが、秋葉館では2万3千円台で数本在庫があった様子。秋葉館ネタとしては、Classic2が39,800円で1台、eMate300が79,800円で複数台出ていました。また39,800円の2400用G3カードも在庫があったようです(SAMさん、買ってしまいましたね・・・)。

友人のお父上がThinkPad1400(Pentium MMX 233MHz)を購入され、そのセットアップをしてきましたが、話題(?)のVia Voiceの思った以上の認識率&スピードに驚かされました(いささか旧聞ではありますが・・・)。キーボード入力も遅いことだし、打込み専用機を検討すべきか・・・。常時立ち上げておき、アイデアを溜め込むにはもってこい。寝ながらもOKですね(笑)。


4/12

昨日Woodstockさんよりお知らせいただいたTurboMAXと東芝XM-6102の組み合わせで、FWB CD-ROM Toolkit 2.3.2 Liteを用いたテストにつき、残念ながらこの組み合わせでも使用不可とのご報告をいただきました。(私が誤解した内容を掲載していたため、一部削除いたしました。Woodstockさん、お手数をお掛けし申し訳ありません!)


10/28

iMac DVから外したHDDの行く先を検討していましたが、とりあえず仕事にメインで使用しているPM8600のTurboMAXに繋ぐことに。

PM8600の匡体は上部とフロントの計2台分のHDD増設スペースのみで(他のベイにはFDD、CD-ROM、ZIPが)仕方なく既存HDDの上に乗っけてありますが、そのうち対策を・・・。

iMac DVに搭載されていたHDDはQuantam Fireball CX、TurboMAXにはIBM DTTA 351010がプライマリのマスターで接続されています。TurboMAXの動作保証対象外ですが、スレーブ設定にして接続したところ無事認識。

Apple システム・プロフィールでは、SCSIバス=2/ID=1として認識されます。当初はアンマウント・未初期化として認識されましたので、ドライブ設定にてフォーマットしました。

最近では数十GBのHDDも当たり前になってきましたが、交換などであまったHDDを再利用するにもTurboMAXはG3/B&W以前のPCIマックユーザーにはお薦めか。ただし使用マシン・HDDともに相性があるようですのでご注意を。

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