4/1〜4/30

4/22



Macのスペックアップや機能追加、お飾り系など、改造を手掛けられる方はたくさんいらっしゃいますが、個人的には最強ではと思っているMaroさん(お世話になっております!)の作品を見せていただきました(画面をクリックすると拡大します)。

まずはお飾り系かと思われるiBook Dual USB。ですが良く見ると・・・?

シックななめし革となったiBook Dual USB。その美しい外観に目を奪われてしまいますが、良く見ると光学ドライブから突き出るものが(笑)。

実は光学ドライブを、iBookへのリクエストとして非常に多いPCMCIAスロットとスワップ!

USBを内部から引き回し、通信関連カードの互換性を確保。モバイルマシンとして大変魅力的な内容となっています。

こちらのマシン、ノートがベース?かと思いきや・・・。

iBookの横に並べられたケース。アルミのアングル材をベンディングで作られた大変コンパクトなものですが・・・

中を開けてみても、その原形を言い当てることは困難で、各コンポーネントが大変高密度にレイアウトされています。

実はiMac初期型が原形!CPUにはG4カードを採用。冷却は天板を開け、チップクーラーで強制冷却。OS X 10.2を軽々とドライブします。光学ドライブにスロットローディングをチョイスし、外観上も大変クールに収まっています。また初期開発モデルとなる下の写真では、光学ドライブを廃し、更なる省スペース化が実現しています。

こちらが初期開発モデル。

セットされるキーボードも、良く見るとただモノではありません。ベースはMacallyなのですが・・・。

拡大しないと分かりづらいのですが、Macallyのキーボードをフレームで切断。究極のコンパクトさが追求されています。

改造はマック関連でも興味を惹く要素。カッティングエッジなスペック重視やルックス中心のパーソナライズ、旧マシンの復活など、切り口は様々ですが、Maroさんの改造ではそれぞれの要素を含みつつ、「無いものは作る」というチャレンジャー精神を存分に発揮したマシンばかり。

現在集計を進めている(大変遅くなり恐縮です・・・)アンケート集計でも、iBookへのPCMCIAカードスロット追加と、Cube後継となるモニタ別体小型デスクトップについては沢山のご意見をいただいており、同氏の今後の取り組み、注目しております。


4/9



以前改造した青色iBook、その後社内で金属床課齋藤さんに売却されましたが、ご自宅で利用されている際、イーサーに足をかけ墜落・・・。ディスプレイが開かない状態で持ち込まれました。

見た目は正常(?)青色iBookですが、ディスプレイはなにやらグネグネ動くものの開かず・・・。

なんとかこじ開けてみたところ、ディスプレイ下部がバクっと開いた状態。

該当箇所を開いてみたところ、ディスプレイを支えるフレーム根元が骨折。しかし奇跡的(?)にディスプレイ自体には損傷なく、部品交換での対処が可能でした。

当初液晶がいってしまっているとの話だったため、かなりコストがかかるかと思いきや、かなり激しいクラッシュだったにもかかわらず(トップパネルコーナーが割れる程の衝撃がかかっていました)、液晶は無傷。開いてみたところ、ディスプレイを支えるフレームヒンジ部の根元が左右で破折しているだけでした。

以前改造企画の際に入手したパーツ(ディスプレイ前面の縁部分)が残っており、これと交換して1時間程で作業終了。無事復旧となりました。

当たり所がよかったか、今回はうまく弱い部分だけに力が集まってくれたことで事なきを得ましたが、ある意味iBookの強靱さを再確認することとなりました。


4/4



ノートがメイン環境となり随分経ちましたが、ノートパソコンのキーボードに馴れてしまうと、時々利用するデスクトップ用キーボードに、どうしてもストロークが深すぎるといった違和感も。以前であれば「ノートのキーボードは割り切って使う」といった感もありましたが、現在のものは大変優秀。それならばノートを基準とした良い外付けキーボードがあればと思っていたのですが、先のサンフランシスコExpo、Macallyブースにて「icekey」に目を惹かれました。

国内での販売はまだ見かけないように思うのですが、幸いMacallyよりオンラインでの発注が可能。一台入手してみました(しかし本体直販価格が$49に対し、送料が$40・・・)。

まさにノートパソコンライクなキートップからなるMacally「icekey」。左右にはUSBポートがあり、装備されるメディアキーは、同梱のドライバにて利用可能。

非常に薄い本体ですが、これが机とのギャップが小さくなり手首の負担が減るといったメリットも。

デザインは余計な装飾のないシンプルなもの。厚みは大変薄く、一般的なキーボードと比較し、キー入力時に手首への負担が少ないようです。キートップはつや消し白、ケースは光沢白となっており、最近のアップル製品とのマッチングも良好。チープシックの良いバランスでは(笑)。

キータッチについてはチャカチャカといった感じの音はあるものの、立て付けはしっかりしており、個人的には非常に気に入っています。デスクトップマシン用としてもですが、テンキー/ファンクションキー付きのフルキーボードであるicekey、ノートでも使ってみようかと・・・(しかし一昨日の夜に発注したと言うのに、もう到着とは・・・)。


4/3



PowerBook G4 17"への移行も概ね終わり、メインにて利用しておりますが、画面サイズの大きさはやはり最大の魅力。パフォーマンスとしてはそれこそPBG4/400あたりでも十分のような気もしますが(笑)、iMac 17"同様の環境をどこでも使えるというメリット、複数の作業場所を持つ方には大いにアピールしそうです。

キーボードのタッチですが、当初キートップ性状のためか、少しひっかかるような感じがしていましたが、使っているうちに気にならなくなりました。ストロークは十分ありながら、ヘナヘナした感じのない大変打ちやすいキーボードです。

PowerBook 12"では右手パームレスト部の温度上昇が指摘されていますが、17"でも「汗をかく」レベルの暖かさが・・・。長時間のキー入力では、ちょっと気になるものの、12"のように「熱い」といった感じはありません。

左右に分散されたI/Oポート、匡体サイズ自体が横方向に拡張されているため、テンキ−を置くスペースに若干の問題が・・・(笑)。毎日抜き差しをする上では見える位置での作業となるため便利なのですが、もう少し簡素化されればありがたいところです。

ひとつ気になった点としては、液晶ディスプレイ側とパームレスト側にこれまで設けられていた緩衝ゴム脚が廃止されたことで、パームレスト部にディスプレイフリンジ部が接触するようで、パームレストに下写真のような跡が。

パームレストスピーカー下に残る接触跡。

擦れば取れるレベルですが、長期使用となると、傷になりそうな感じです。

画面サイズが大型化したことで、不要なテンションを与えないためのゴム脚廃止かと思われますが、もうしばらく様子を見て対策の検討を・・・。


4/1



PowerBook 17"とPowerBook 12"をニコイチして、PowerBook 15"を作れ!」というDANBOさん(先日はとんかつ、ごちそうさまでした!)からの命により、試しに作ってみました。

手持ちのPBG4 12"&17"。ニコイチは修理などでよくやるものの、PBでは初めての挑戦。原理的には可能かと思い作業スタート。

作業は思いのほか順調で、なんとか動作チェックに漕ぎ着けました。液晶サイズが15.2インチではなく、14.6インチとなったのは御愛嬌(笑)。

とりあえず作業は完成したものの、2台のマシンを潰した上、画面もニコイチのため14.6"と目標の15.2"に及ばず。冷却の関係からクロックも867MHzで3次キャッシュレス。PCMCIAスロットもスペースの都合上割愛しましたので、試合に勝って勝負に負けたといったところでしょうか・・・(とほほ。DANBOさん、買い取って下さい)。

(Keita Suyama : Chief Editor / Yes! We're Suyama Dental Lab)

 

この前の記事へ

 

メニューへ