Arcis社ワーキングテーブル「OLLO」

2002年9月、パリにて開催されたApple Expoにて、Arcis社ワーキングテーブル「OLLO」に関し、デザイナーの方にお話を聞くことができました。

個人的に気になった製品はARCIS社のワーキングデスク「OLLO」。コンフィギュレーションが大変広く、用途に合わせたチョイスが可能な上、仕上がりも大変良好(拡大)。

視点を軸としたモニタ設置に配慮された設計で、作業エリアにも十分な奥行きが与えられています。ワイアー周りの処理などにも気配りが。

Arcis社デザイナー、Jean Marc Poli氏。同社は放送局、音楽スタジオといったプロフェッショナルユースを主にワーキングデスクを供給しており、クライアントにはディズニーランドもあるとのこと(拡大)。

作業者の頭とその視点を軸とした機材配置をもとに、可動式の天板を採用し自由な姿勢を実現。プロフェッショナルユースを主にした製品開発のため、フレームはステンレス、天板にはバーチの集合材を用いているとのこと。ユーザーは放送局や音楽スタジオ、中にはDisneyland Parisといったクライアントも。もちろん個人向けにも販売されています。

組立は大変簡単で、作業環境のレイアウト変更や移動といった点においても有利。価格につきお聞きしたところ、同様の製品の半額程度で、その理由としてフレームを4つのサイズに分け、規格化したフレーム、天板、その他オプションパーツを組み合わせることで幅広いバリエーションと低コストを両立しているとのご説明をいただきました。

現在残念ながら日本向けのディストリビューターはないものの、ドイツやイギリスといったクライアントへはシッピングをしており、日本からでも関心があればメールをしてもらいたい(仏文、もしくは英文にて、笑)とのことでした。

写真が悪いのがナンですが(笑)、昨日の袖無し/台付きモデルとあわせ、片袖、デュアルモニタサイズの製品が展示されています(拡大)。

同社のブースに掲げられた製品説明を兼ねたアイキャッチ。このあたりにもセンスが光ります(拡大)。

机の下にはマシンをセットできるラックも増設可能。フレームはステンレスとのことで、高い強度を誇っています(拡大)。

机とともに用意される19"ラックもこの通り。明るい色調のバーチ材は多層の集合材で、強度にも配慮がなされています(拡大)。

カタログからの転載許可をいただき掲載させていただきましたが、ご覧の通り、大変広いバリエーションが(拡大)。

上のような大掛かりな構成にも対応。同様の製品と比べ、コストもかなり抑えられており、今後の日本進出を期待します(拡大)。

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